「過渡期にある」「中島、南野、堂安が…」実は日本と縁深いモンゴル監督、森保ジャパンを語る

2019年10月09日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「若いワクワクするような選手たちが台頭している」

モンゴル代表を率いるミヒャエル・バイス監督。日本サッカーに精通するこの指揮官が、森保ジャパンの障壁になるか。

 カタール・ワールドカップ2次予選、日本対モンゴルが開催される前日の10月9日、モンゴル代表のミヒャエル・バイス監督が前日会見に登壇した。

 バイス監督は実は日本とかなり縁が深い。21年間福岡に住んでいる日本人女性と結婚していて、さらに2001年から04年まではゲルト・エンゲルス監督率いる京都パープルサンガでアシスタントコーチを務めていたのだ。

「日本代表や日本のサッカーについては、ずっとフォローしているし、多くの知人もいる。日本のサッカーについては深い知識がある」
 
 そんなドイツ人監督は、現日本代表への知識も豊富だ。

「今、日本代表は過渡期にあって、変革の時期にある。若いワクワクするような選手たちが台頭している。中島(翔哉)選手、堂安(律)選手、南野(拓実)選手たちです。コパ・アメリカからはじまって、最近2試合のミャンマー戦、パラグアイ戦もしっかりとモニタリングをしました」

 そうした分析に基づき、モンゴル代表は「攻撃でリスクを取る試合ではなく、保守的な試合を明日はする」と明言。「しっかりとしたパフォーマンス、自分たちのやりかたを見せる。多くを学び、長所を活かしたい。そして日本のアクションに溢れたプレーに照準を合わせて、メンタル面でも対応していく準備ができている。それを実践することが大事」だと抱負を語る。

 モンゴル代表はFIFAランキング183位とはいえ(日本は31位)、日本を熟知する指揮官が思わぬ策を練っている可能性も否定できない。覚悟して臨まなければ、意外と苦戦するかもしれない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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