「寂しい気持ちもあるけど…」元ドイツ代表の名手シュバインシュタイガーが現役引退を発表!第2のキャリアは古巣バイエルンでスタートか?

2019年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツ代表では歴代4位の121試合に出場

現役引退を発表したシュバインシュタイガー。第2の人生にエールを贈りたい。(C) Getty Images

 10月8日、元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが、17年に渡る現役生活に終止符を打つことを発表した。

 現在はMLSのシカゴ・ファイアーに所属している35歳の名手は、6日にチームが2019シーズンの最終戦を終えたのを受け、自身のSNSを通じて次のようなメッセージを送った。

「ファンの皆さん、今その時がやって来ました。今シーズン限りで、私の現役としてのキャリアを終えることにします。あなた方ファンと、私がプレーしたきた、バイエルン、マンチェスター・ユナイテッド、シカゴ・ファイアー、そしてドイツ代表チームに感謝します。あなた達が、この信じられないような時間を可能にしてくれたのです。

 もちろん、妻のアナ・イバノビッチと家族のサポートにもお礼を言いたい。現役に別れを告げることに、少し寂しい気持ちもありますが、この先に待っているエキサイティングな挑戦も楽しみにしています。私はサッカーに忠実であり続けます。私たちが一緒に過ごした時間に感謝します。あなた達はいつも私の心に中にいます! あなたのバスティ」

 1998年、14歳の時にバイエルンの下部組織に入団したシュバインシュタイガーは、2002年にトップデビューを果たすと、徐々に主力へと成長。13シーズンで、公式戦500試合に出場して68ゴールを挙げ、ブンデスリーガ8回、DFBカップ7回、そしてチャンピオンズ・リーグ1回という数々のタイトル獲得に貢献した。
 
 15年夏に移籍したマンチェスター・ユナイテッドでは満足な出場機会を得られず、17年からシカゴでプレーしていた。また、04年6月に初キャップを刻んだドイツ代表では、同国歴代4位の121試合に出場して24得点。4度のEUROと3度のワールドカップに出場し、14年のブラジルW杯では母国に4度目の戴冠をもたらした。

 ドイツのレジェンドの引退に、古巣のバイエルンの英語版公式ツイッターが「この優れたキャリアに脱帽です、バスティ」とメッセージを送れば、マンチェスター・Uの公式も、「素晴らしいキャリアを祝福します!この先の幸運を、バスティ」とツイートしている。

 現在、元プロテニス選手である妻のアナさんと、ふたりの子どもとともにシカゴで暮らしているシュバインシュタイガー。今後のプランについてはまだ明らかにしていない。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは、「バスティは、世界中でフットボールにおけるあらゆるものを勝ち取った。偉大な男であり、バイエルンのドアは常に開いている」とコメントを寄せており、何らかの形で"心のクラブ"に復帰する可能性は少なくなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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