滋賀県出身で、熱烈な阪神タイガースのファンとして有名なのが、エイバルの乾貴士だ。プライベートで甲子園球場へ観戦に訪れることもあるという日本代表MFは、シーズン終盤にみせた阪神の快進撃を逐一チェックしているようで、たびたびツイッターに投稿している。

　阪神が６連勝で奇跡的なクライマックスシリーズ（CS）進出を決めた９月30日には、「阪神クライマックスシリーズ逆転進出。おめでとうございます！！ 最後の６連勝凄かったなぁ！！」と歓喜のツイート。

　さらに、10日５日に行なわれた横浜ベイスターズとのCS第１戦で、６点差をひっくり返す大逆転劇を演じると、「阪神大逆転！！すげー」と投稿。最終的にサヨナラ負けを喫した翌日の第２戦の最中にも、「阪神追いついた。福留選手すげー」と、９回２死から福留孝介が放った同点ホームランに感嘆した。
 

　そして７日、１勝１敗で迎えた運命の第３戦で猛虎軍団が接戦を制すと、「阪神勝った。よっしゃー」と興奮気味にツイートしている。

　これに反応したのが、虎のゴールデンルーキー近本光司だ。セリーグの新人最多安打記録を更新（159安打）し、盗塁王にも輝いた快足トップバッターは、乾の投稿に「応援ありがとうございます！ セカンドステージも頑張ります！！」とリプライ。するとスペインで奮闘中のサムライ戦士も、「むっちゃ応援してます。盗塁しまくちゃってください」とエールを贈った。

　この競技を超えたトップアスリートの掛け合いに、ファンも興奮！ 次のようなメッセージが寄せられている。

「やばい、好きな２人が」
「野球とサッカーのファンタジスタがシンクロした！」
「なんですか、この友情」
「じゃ俺も阪神応援する」
「引用リツイートでやりあってるのジワリます」
　
　ペナントレースを制した巨人とのファイナルステージは、10月９日に幕を開ける。ちょうどインターナショナルウイークのため、ラ・リーガの試合がなく、幸か不幸か森保ジャパンにも選出されていない乾。日本シリーズ進出を懸けた「伝統の一戦」を、存分に堪能できそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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