【日本代表】モンゴル戦は大胆な起用策も?「いろんなバリエーションを考えながら」と森保一監督も含み

2019年10月07日 本田健介(サッカーダイジェスト)

初日の練習には久保ら14人が参加

笑顔を見せる森保監督。10月の連戦でどんな手腕を見せるのか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 10月10日にカタール・ワールドカップ・アジア2次予選、第2戦のモンゴル戦(埼玉スタジアム2002)、15日に第3戦のタジキスタン戦(パミールスタジアム/タジキスタン)を控える日本代表は、7日、さいたま市内で練習を行なった。
 
 この日、集まったメンバーは14人。中島翔哉(ポルト)、酒井宏樹(マルセイユ)ら欧州組に加え、FC東京の橋本拳人、永井謙佑ら国内組が顔を揃え、前日の6日にマジョルカで試合に出場したばかりの久保建英も途中で合流。ランニングメニューなどで汗を流した。
 
 先月10日にはアウェーでミャンマーを2-0で下し、今2次予選、白星スタートを切った森保ジャパンは、今回の連戦では厳しいスケジュールに頭を悩ませそうだ。欧州組は日本に帰国して十分な練習期間を持てないままモンゴル戦に挑むことになり、その後は長距離移動を強いられながらアウェーでのタジキスタン戦に臨むのだ。疲労やコンディション調整には苦労するだろう。
 
 そのなか、森保一監督は練習後に「予選を勝ち抜けるように個人のベスト、チームのベストを見せられるようにやっていきたい」と語りつつ、連戦を戦い抜くための選手の入れ替えについては「選択肢には考えられることは考えられます」とコメント。
 
 そして「まずはモンゴル戦へ向けて最高の準備をしていきたいです。(その後の)移動距離のことは担当のスタッフが視察してくれていますし、情報は入っています。いろんなバリエーションを考えながら、その時に考えられることをやっていきたいです」と口にした。
 
 10日に対戦するモンゴルはFIFAランキング183位(日本は31位)で、今予選はすでに2試合を戦い、ミャンマーとタジキスタンに1勝1敗。実力的には日本が上で、ホームアドバンテージも得られるのだから、コンディションが整った選手を優先的に起用したほうが良いように映る。選択肢としては6月の2連戦で初めて試した3-4-2-1を採用する手もあるのではないか。
 
 そして今予選は2連勝中で、人工芝のホームスタジアムで地の利を活かしてくるはずのタジキスタン(FIFAランキングは115位)とのゲームには、ベストメンバーで臨むー―そういう起用策も必要になりそうだが、指揮官はどういった判断をするのか。モンゴル戦の先発メンバーはひとつの焦点となる。

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取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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