広島が稲垣祥の2ゴールなど大量6得点で好調・神戸を撃破!3試合ぶりの勝利で暫定4位に浮上!

2019年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸は後半に大﨑が一発レッドで数的不利に

広島を勝利に導く2ゴールを奪った稲垣。写真:徳原隆元

 J1リーグは10月5日、各地で28節の5試合を開催。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島対ヴィッセル神戸の一戦が行なわれ、6ー2で広島が勝利を飾った。

 試合は、立ち上がりから広島が集中力の高いゲーム運びを見せる。球際の強さで相手に自由を与えず、ボールを保持し主導権を握ると、開始わずか5分。ペナルティエリア左を抜け出した森島司が、マイナスにパスを供給。これに走り込んでいた稲垣祥がシュートを放つと、GKの手を弾いてゴールに吸い込まれ、幸先良く先制する。

 この失点で目を覚ました神戸は、徐々に落ち着いてパスを回し始めると、アンドレス・イニエスタを経由して相手ゴールに迫る。すると19分、2トップの一角のダビド・ビジャが下がってボールを受け、すぐさま前線にスルーパス。これに右サイドから中央に向かって斜めに走り込んだ古橋亨梧が抜け出し、落ち着いてトラップしてゴール左に流し込み、同点とする。

 しかし、広島も黙っていない。39分、スルーパスをペナルティエリア右で受けたドウグラス・ヴィエイラが中央に預けると、これに反応した稲垣が右足を振り抜き、ゴール右に沈める。稲垣が早くもこの日2点目となる勝ち越しゴールを挙げる。
 
 さらに41分、青山敏弘のシュートをペナルティエリア内でフェルマーレンが手でブロックし、PKを獲得。3点目を奪う絶好のチャンスだったが、キッカーのD・ヴィエイラがゴール左に放ったシュートは、飯倉大樹のビッグセーブに遭い、追加点とはならなかった。

 目まぐるしく攻守が入れ替わる展開となった前半は、2-1の広島リードで折り返した。

 後半に入ると、試合の流れを左右するプレーが生まれる。64分、裏に抜け出した広島のD・ヴィエイラを後ろから倒した大﨑玲央がレッドカードで退場。このファウルで得たFKをペナルティエリア手前の中央から森島司がゴール左にコントロールショットで沈めて追加点を決める。

 数的優位となった広島は、その後も主導権を握り、何度も相手ゴールに迫る。77分に田中順也に決められ1点差まで詰め寄られるも、84分に川辺駿、90+1分にD・ヴィエイラ、90+2分に森島が追加点。結果的に大量得点を挙げた広島が6-2で勝利を収めた。

 この結果、広島は3試合ぶりの白星で暫定4位に浮上。一方神戸は、直近の5試合は4勝1敗だっただけに好調を維持したかったが、手痛い敗戦を喫した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事