【ACL展望】浦和×広州恒大|エース興梠慎三が復帰濃厚!守備陣はパウリーニョを要警戒

2019年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

過去、中国アウェーでの勝利がないだけにアウェーゴールは許したくない

故障者/柏木、武富 出場停止/なし

ACL準決勝 第1戦
浦和レッズ 広州恒大
10月2日(水)/19:30/埼玉スタジアム

【ACL戦績】
グループ成績(G組):2位 勝点10 3勝1分2敗 9得点・4失点
決勝トーナメントの結果
ラウンド16:浦和1-2蔚山現代
ラウンド16:蔚山現代0-3浦和
準々決勝:上海上港2-2浦和
準々決勝:浦和1-1上海上港

【最新チーム事情】
●アウェーゴールを与えたくないホーム初戦。
●ブラジルトリオ封じへ西川と槙野が警戒するパウリーニョのプレー。
●ACL日本人最多得点のエース興梠は復帰が濃厚。
 
【担当記者の視点】
 前日記者会見で関根貴大が「勝っても負けても決まらない」と話したように、ホーム&アウェーの第1戦はあくまでも第2戦の突破条件が決まるゲームだ。大槻毅監督もまた「初戦にしっかりと準備をして戦って、相手との噛み合わせも肌で感じて、2戦トータルして次のラウンドに進むということ」と話す。

 しかし、初戦がホームという対戦順だけに、アウェーゴールを与えれば与えるほど第2戦の条件は厳しいものになってしまう。クラブの歴史上、ACLの中国遠征で勝利をしたことがない浦和だけに、第2戦に勝利が絶対条件という状況は避けたい。

 そのミッションを成功させるためにポイントになるのは、広州の前線に君臨するブラジル人トリオを抑えることだろう。13年には広州、16年には上海上港のストライカーとして対峙したエウケソン、ブラジル代表パウリーニョ、鹿島を8強で沈めたアンデルソン・タリスカを封じ込む必要がある。特にパウリーニョについて西川周作は「サイドに出ることもあるけど、中でプレーする時は何でもできてしまう。より注意が必要」と話し、槙野智章は「2列目からの突破もそうだし、ゴールに向かう姿勢がある選手」と警戒する。彼を自由にすれば、エウケソン、タリスカの2人のストライカーもまた躍動してしまうだろう。

 一方で前線には9月28日のJ1リーグ27節・サガン鳥栖戦を欠場した興梠慎三の復帰が濃厚。ACL日本人最多ゴール記録を更新中のエースは「選手としてはシンプルにこのタイトルが欲しい。チーム、サポーターのために戦う。広州とは毎回難しい試合になるけど、先制点が重要だし、少ないチャンスを決める必要がある」と話す。エースが決定力を発揮できるかどうかは、大きなポイントになりそうだ。
 
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