「意識を失っていた」長谷部誠がウニオン・ベルリン戦で衝撃の失神。今後の起用について指揮官は…

2019年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半アディショナルタイムにアクシデント

GKトラップと敵MFと交錯し、ピッチ上に倒れ込んだ長谷部(中央)。 (C) Getty Images

 心配なニュースが飛び込んできた。

 現地時間9月28日に行なわれたブンデスリーガ第6節で、フランクフルトはアウェーで昇格組のウニオン・ベルリンと対戦し、2-1で勝利した。

 フランクフルトは長谷部誠、鎌田大地が先発。目まぐるしく攻守が入れ替わる展開のなか、48分にパス・ドスト、62分にアンドレ・シウバがゴールが挙げリードを広げる。86分に1点を返されたものの、1点差を守り切って勝点3を手にした。

 試合終了の直前にはショッキングなシーンがあった。ウニオン・ベルリンが放り込んできたハイボール処理のためにゴール前でジャンプした長谷部が、GKケビン・トラップ、そして飛び込んできた敵MFのセバスティアン・アンディションと交錯。ピッチ上に倒れ込み、しばらく動けなくなった。

 欧州スポーツチャンネル『Eurosports』によれば、ピッチに仰向けになって頭を押さえていた長谷部は、どうやら失神していたという。試合後の会見に挑んだアディ・ヒュッター監督は、「マコトは一時的に意識を失っていて、今は少し気分は良くなったようだが、今後数日間は様子を見なければならない。ケビンも肩から落下したので、負傷の可能性がある」と語ったという。


 また、現地紙『WIESBADERNER KURIER』は、「フランクフルトのマネージャーであるブルーノ・ヒブナーは、『ふたりは試合後もピッチ上で様子を見る必要があったが、夜中にバスでフランクフルトに戻ってきた』と語った。メディカルチェックを受けつつ、経過を観察するようだ」と報じている。

 フランクフルトは現在、リーグ戦と並行してヨーロッパリーグを戦っている。10月3日に、ポルトガルのヴィトーリアとのアウェー戦、中2日でブンデスリーガ第7節のブレーメン戦と過密日程が続く。

 絶対的な守護神と、「ピッチ上の監督」とも評される長谷部が離脱となれば、影響は小さくないが、今後の起用について指揮官は、「慎重に判断する」とコメントしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】 長谷部&鎌田が勝利に貢献!ウニオン・ベルリンvsフランクフルトのハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事