奥川雅也の1G1Aでザルツブルクが快勝! リーグ戦9試合無敗でCLリバプール戦へ

2019年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に1アシスト、後半に自らゴール

2点目をアシストし、3点目は自ら決めた奥川(左)。(C) GEPA pictures/ Mathias Mandl

 現地時間9月28日、オーストリア・ブンデスリーガの第9節が行なわれ、レッドブル・ザルツブルクはホームでオーストリア・ウィーンと対戦した。

 ザルツブルクは先発に奥川雅也ら若い選手たちを起用。主将のアンドレアス・ウルマー、南野拓実らのレギュラー陣はベンチスタートとなった。

 開始早々2分に先制点を奪われたホームチームだが、33分にマジード・アシメルのゴールで追いつくと、完全に試合の主導権を手中に収めた。
 
 立て続けに攻勢をかけた37分、左サイドから崩したザルツブルクは、9番のパスを受けた奥川がシュート。だが、これは枠の左外へ外れた。38分にも奥川がゴール前のこぼれ球を捉えてシュートするがGKの真正面に飛び、弾かれてしまった。

 しかし43分、今度は自陣からのロングフィードに合わせて奥川が右サイドに飛び出し、DFを振り切ってボックスまで運ぶ。DFに追いつかれる前に右足でクロスを送り、これに中央に走り込んだセク・コイタがダイレクトで合わせ、ゴールネットに突き刺した。

 1点をリードして前半を折り返したザルツブルクは、後半もA・ウィーンにボールを支配させず、追加点のチャンスを窺う。

 55分、2点目を決めたコイタがセンターサークル付近でボールを受けると、前線へふんわりとした軌道のフィードを送る。これに反応した奥川が前線に走り込み、DFを背負いつつ飛び上がって右足で合わせる。絶妙なループシュートはGKの頭上を追い越し、ゴールに吸い込まれた。

 58分にもコイタがゴール前で粘ったシュートを蹴り込むがこれはオフサイドで無効に。65分には奥川がこぼれ球からすかさずシュートで追加点を狙うが、GKに弾かれた。79分にも奥川の飛び出しから好機を創出し、GKが弾いた球をコイタがダイレクトに蹴り込んで今日2点目をマークし、4点目を挙げた。

 試合はそのまま4-1で終了。快勝したザルツブルクは、ここまでリーグ戦9試合で8勝1分と負け無しの記録を維持している。また、南野の出番は訪れなかった。

 ザルツブルクは10月2日(日本時間3日4時)に、チャンピオンズ・リーグ第2節でリバプールと対戦する。アンフィールドに乗り込むオーストリアの絶対王者が、昨季CL覇者を相手にどのような戦いぶりを見せるのか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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