フランス1部クラブで衝撃の事態! 18歳の逸材FWがエース候補の高級時計を窃盗。最悪の場合は解雇も

2019年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランスの年代別代表に選ばれてきた逸材が…

ドルベア(右)の高級時計を盗んだのは、気心知れたチームメイトのディアビ・ファティガ(左)だった。(C) Getty Images

 衝撃の真相が明らかになった。

 現地時間9月26日、フランス紙『Nice Martin』をはじめとする複数のメディアは、今月16日にリーグ・アンのニースに所属するデンマーク代表FWキャスパー・ドルベアが所持していた900万円相当の高級腕時計がクラブ施設の更衣室で盗まれた事件で、犯人が「見つかった」と大々的に報じた。

 ニースの地元紙『Nice Martin』によれば、なんと犯人はチームメイトで、センターフォワードのポジションを争うラミヌ・ディアビ・ファティガだったという。

 現在18歳のディアビ・ファティガは、フランスの年代別代表に招集されてきた有望株で、「過去10年でも指折りの才能を持つストライカー」とも称され、将来を嘱望されている。

 今年4月に右足首を痛めた影響で、長期離脱を余儀なくされていたが、今月初めにチームのトレーニングに復帰。そんななかで起こした騒動は波紋を広げている。

 フランスの全国紙『L'Equipe』によれば、ニースは、地元警察の協力を得て行なった監視カメラの映像解析で、犯人を突き止めたという。近々で聴聞会を開き、最悪の場合は、ディアビ・ファティガを解雇する可能性もあるようだ。ちなみに当人は弁護士とともに練習場を訪れ、パトリック・ヴィエラ監督とチームに謝罪をしているという。

 何はともあれホッとしているのは、"被害者"となったドルベアだろう。

 今夏の移籍市場でニースにやってきたばかりのエース候補は事件発覚当時、クラブの首脳陣に対して、「犯人と時計の所在が明らかになるまでプレーしたくない」と気を落としていただけに、胸をなでおろしているはずだ。同僚の中に犯人がいたというショックも、小さくないかもしれないが……。

 ディアビ・ファティガの処遇とともに、"相棒"が戻ってきたドルベアのパフォーマンスにも注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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