FIFA最優秀選手、メッシはC・ロナウドに投票もCR7は…母国の指揮官は“忖度合戦”か?

2019年09月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドが1位にしたのは?

先月のCL抽選会で席を並べたC・ロナウドとメッシ。今回は前者が欠席したため、ツーショットは実現せず。 (C) Getty Images

 9月23日に発表されたFIFAの年間最優秀選手には、バルセロナのリオネル・メッシが選出された。毎年の恒例ではあるが、受賞が相応しかったかどうかが世界中で議論されている。
 
 興味深いのが、各国代表チームの指揮官と主将がそれぞれ誰に投票したかだ。
 
 例えば、受賞したメッシは、1位にリバプールのサディオ・マネをチョイス。2位にはクリスチアーノ・ロナウドを、3位に今シーズンから同僚となったフレンキー・デヨングを選んでいる。"対抗馬"だったフィルジル・ファン・ダイクは選ばなかったが、C・ロナウドに投票している点は注目だ。
 
 だが、そのC・ロナウドはメッシに票を入れなかった。ファン・ダイクにも投票していない。1位にはユベントスのチームメートになったマタイス・デリフトを選択。2位もデヨングと元アヤックスコンビを上位に選んでいる。3番手はキリアン・エムバペだった。
 
 メッシに続く2位の得票数だったファン・ダイクは、1位に"ライバル"のメッシを選んだうえで、2位にモハメド・サラー、3位にマネと、リバプールの同僚たちをチョイスした。
 
 ちなみに、レアル・マドリーのスペイン代表セルヒオ・ラモスは、1位にエデン・アザール、2位にC・ロナウドと新旧のチームメイトを選んだうえで、3位にサラーをチョイスした。S・ラモスとサラーといえば、一昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝での交錯から何かと話題になっていただけに興味深い。
 
 また、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督はメッシ、エムバペ、マネの順に選択。ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は、C・ロナウド、デヨング、デリフトを選んだ。それぞれ、大エースのライバルに投票しなかったのは忖度だろうか。
 
 なお、日本代表の吉田麻也は、サウサンプトン時代の同僚ファン・ダイクを1位にし、2位にC・ロナウド、3位にメッシ、森保一監督はメッシ、C・ロナウド、エムバペの順に投票している。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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