6戦連続先発の香川真司、拙攻に変化を付けられず…。サラゴサは今季初のスコアレスでのドロー

2019年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

アイデアを欠いたサラゴサ

チームに変化をもたらそうと奔走した香川だったが、この日は、最後まで決定的な活躍は出来なかった。 (C) Rafa HUERTA

 現地時間9月22日、ラ・リーガ2部の第7節が行なわれ、レアル・サラゴサは本拠地でルーゴと対戦した。

 前節のエストレマドゥーラ戦で、今シーズン2点目を決めたサラゴサの香川真司は、この日も4-3-1-2のトップ下で先発。これで開幕6試合連続スタメンとなった。

 試合は、目下、リーグ戦3連勝と絶好調のサラゴサが、小気味いいパスワークから両ワイドを利した鋭い攻撃を展開して主導権を握る。チームがルーゴを押し込むなか、香川も12分に敵エリア内で枠内へと飛ばす惜しいシュートを放った。

 その後も、チームの総得点10のうち8ゴールを叩き出している香川、ドゥワメナ、スアレスのトリデンテを中心に相手を攻め立てたサラゴサだったが、フィニッシュの精度を欠いて、ルーゴ守備陣を突き崩せずに時間を浪費していった。

 幾度となく相手ゴールを脅かしながらも、決め手を欠いたサラゴサは、スコアレスで前半を折り返した。

 後半も攻勢を強めて、開始直後から主導権を握ったサラゴサだったが、ファウルも厭わない肉弾戦を演じるルーゴの守りにフラストレーションを溜め込み、プレーの精彩を欠く。

 チームが相手の守りに手を焼くなかで、香川は自らチャンスを呼び込もうと奔走する。普段のように自陣でビルドアップに絡むような動きはあまり見せずに、高いポジションを取って、敵陣で積極的にボールに絡んだが、決定的な働きは見せられない。

 その後もルーゴを守勢に回して、一方的に攻め込んだサラゴサ。しかしながら、ファイナルサードからアイデアを欠いた拙攻が足枷となり、最後までゴールは遠く……。結局、試合も、今シーズン初めてとなるスコアレスでの引き分けとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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