”ブチキレ騒動”直後のポルト、ホームでヤングボーイズを相手に守り切って勝利! 中島翔哉は出番ナシ【EL】

2019年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半はひたすら守備に追われる展開に

ベンチから激しく檄を飛ばし続けたコンセイソン監督。 (C) Getty Images

 現地時間19日、ヨーロッパリーグの開幕戦が順次行なわれ、グループGのポルトはホームでスイスのヤングボーイズと対戦。2-1で勝利した。

 先週末のポルティモネンセ戦の布陣から、2トップのゼ・ルイスをソアレスに入れ替えた布陣で臨んだポルト。ポルティモネンセ戦で監督との一幕が注目された中島翔哉は、ベンチ入りしたものの、出場機会は与えられなかった。

 8分、そのソアレスがルイス・ディアスのスルーパスに抜け出したソアレスがGKの股をぬくシュートを決めて1点を先制する。しかし、13分に勢いよくポルトのDFを置き去りにして飛び出したFWロジェ・アサレを、GKアグスティン・マルチェシンが手で倒してしまいPKを与えてしまう。15分、これをきっちり決められ、スコアは1-1となる。

 25分にはCKからダニーロ・ペレイラが頭で狙うが左ポストに直撃して追加点を奪えず。しかし、29分にはソアレスがヘスス・コロナからのパスを足で流し込み、今日2点目を決めてリードを奪った。

 後半開始から3トップにフォーメーションを変更したポルトだったが、ヤングボーイズが少しずつ試合を支配し始める。嫌な流れを断ち切りたいポルトは66分ルイス・ディアスに代えてロマーリオ・バロ、70分にはムサ・マレガに代えてウィウソン・マナファを投入。80分には3枚目の交代カードを切り、今日2ゴールのソアレスに代えて17歳のファビオ・シウバが投入された。

 しかしヤングボーイズの勢いは衰えず、ポルトはひたすら守備に追われる時間帯が続く。ゴール前の決定機はマルチェシン、ペペらを中心とした最終ラインが辛うじて跳ね返す展開が続いた。

 ポルトは試合終了まで粘り強くボールを追いかけ続けて1点のリードを守り切り、EL開幕戦で勝点3ポイントを獲得。次節は、10月3日にオランダのフェイエノールトと対戦する。

 また、同時刻に開催されていたパルチザン対AZは2-2のドロー。浅野拓磨は先発出場、菅原由勢はひとり退場して数的不利になった31分に投入されている。ヘント対サンティティエンヌは3-2で勝利、久保裕也はベンチ入りしたが出場しなかった。CSKAモスクワの西村拓真は先発したものの、チームは1-5でルドゴレツとのアウェー戦に敗れている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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