絶好調ザルツブルク、19歳FWのハットなど大量6点でベルギー王者を粉砕! 南野拓実は2A、奥川雅也&伊東純也もCLデビュー

2019年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ザルツブルクの勢いがヘンクを呑み込んだ

ハットトリックを達成した19歳のハーランド(右から2人目)。南野(右)も躍動した。 (C) GEPA pictures/ Mathias Mandl

 現地時間9月17日、各地でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ開幕戦が行なわれ、グループEでは、本選初出場のオーストリア王者レッドブル・ザルツブルクが、ベルギー王者ヘンクに6-2で大勝した。

 この試合では日本人対決が実現。ホームゲームとなるザルツブルクの南野拓実は4-4-2の右サイドハーフ、ヘンクの伊東純也は4-3-3の右ウイングでともに先発出場。ザルツブルクの奥川雅也はベンチスタートとなった。

 この一戦で誰よりも輝いたのは、ザルツブルクの19歳FWだ。U-20ワールドカップで得点王に輝いたアーリング・ハーランドは立ち上がり2分、南野が送った股抜きスルーパスを冷静に蹴り込み、先制点を挙げた。

 さらに34分、自陣でボールを受けた南野が、前線のスペースへ絶妙なロングパス。これをDFと競り合いながらファン・ヒチャンが繋げ、パスを受けたハーランドがこの日2ゴール目をマーク。2分後には、ズラトコ・ユヌゾビッチのインターセプトからファン・ヒチャンが、今度は自らゴールネットを揺らした。

 ホームチームの猛攻は止まらない。45分にはハーランドがドリブルで運び、ファン・ヒチャンとのワンツーからグラウンダーのシュートを決め、前半だけでハットトリックを達成した。

 前半アディショナルタイムにも、カウンターから南野が70メートル超をドリブルで駆け上がり、左足で逆サイドへ絶妙のクロスを上げる。これに走り込んだドミニク・ショボスライがダイレクトで合わせ、5点目を叩き込んだ。

 対するヘンクは40分、セットプレーからCBジョアン・ルクミが1点を返し、52分には主砲マブワナ・サマタが、後半から伊東と交代して登場したテオ・ボンゴンダのクロスに頭で合わせ、5-2とする。

 少しずつヘンクが息を吹き返すなか、トドメを刺したいザルツブルクは62分、ショボスライと交代で奥川を投入。前線が活性化した66分、ユヌゾビッチとのワンツーで抜け出したアンドレアス・ウルマーが6点目を刻んだ。その後も南野、奥川ともに積極的にプレーしたが、ゴールを奪うことはできなかった。

 リーグ戦でも絶好調のザルツブルクは、これで今シーズンの公式戦は無傷の9連勝。勢いに乗ったまま、10月2日に行なわれる第2節で、王者リバプールとのアウェー戦に挑む。一方、大敗を8年ぶりの檜舞台でいきなり大敗を喫したヘンクは、ホームでナポリと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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