選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト12.16号（12月2日発売）より
 
【名古屋】
［GK］
1　楢﨑正剛　6.5　
試合を終わらせかねないシュートをビッグセーブ。守護神たる活躍。
［DF］
19　矢野貴章　5.5　
自らマークの受け渡しを指示するも、先に入られて同点とされる。
3　牟田雄祐　6　
要所を締めるパフォーマンス。成長の跡が、ありありと見えた。
4　田中マルクス闘莉王　6.5　
強く、厳しく。地上戦も空中戦も闘将の名にふさわしい奮闘ぶり。
8　ダニルソン　5.5　
幾度かは強さを見せるも、対面した家長にいいようにプレーされた。
［MF］
14　田鍋陵太　6　
可もなく不可もなく。相手を抑えていたが、武器にはなれなかった。
28　田口泰士　7　
代表の風格漂うプレーぶり。２アシストとも判断が素晴らしかった。
20　矢田　旭　6.5　
常に周囲に気を配り、田口とともに中盤に君臨。バランスを整えた。
18　永井謙佑　6.5　
スピードと冷静さで先制弾。２列目からの飛び出しで脅威となった。
［FW］
11　玉田圭司　6　
本拠地ラストゲームは自由に、のびのびと前線を駆け回って貢献。
32　川又堅碁　6.5　
身体の強さと身体能力の高さを存分に発揮。起点としても機能した。
［交代出場］
13　磯村亮太（MF）　5.5　
印象に残るような試合とはいかず。球際でもう少し積極性が欲しい。
17　松田　力（FW）　5　
投入意図を理解していない。途中出場、途中交代も仕方ない出来。
10　小川佳純（MF）　6.5　
サポーターを興奮の坩堝へと誘う決勝点。千両役者の働きだった。
［監督］
西野　朗　6　
即断即決の采配は見事。ただし、小川以外は効いていたと言い難い。
 
【大宮】
［GK］
31　清水慶記　5.5　
一時と比べて安定感が増してきた。２失点目は、致し方ないプレーか。
［DF］
14　中村北斗　5.5　
右サイドの防波堤となっていた。それだけに負傷交代が惜しまれる。
18　横山知伸　4.5　
ふたつの失点に直接絡んだだけではなく、18分にも致命的なミス。
17　高橋祥平　5.5　
寄せの判断と激しさに疑問符の場面あり。全体を通じては及第点か。
22　和田拓也　5　
左SBならまだしも、本職のボランチとしてもミスが散見された。
［MF］
23　金澤　慎　5.5　
ひとりで見なければならないスペースが広大で、機能不全に陥った。
38　増田誓志　5　
縦パスを入れるどころではなく、配給役として力不足を露呈した。
41　家長昭博　5.5　
ダニルソンを１対１で翻弄も、チームの結果に結びつかなかった。
4　橋本晃司　5.5　
長い距離を走って２試合連続の得点。ただ、目立ったのはそれだけ。
［FW］
8　ムルジャ　5　
大宮の時間帯での悔やまれる連続決定機逸。時折、迫力はあった。
11　ズラタン　5　
求められるのは目に見える結果。今のままでは怖さは皆無だろう。
［交代出場］
27　今井智基（DF）　5.5　
何度も駆け上がってクロスを供給する。だが、精度はいまひとつ。
34　片岡洋介（DF）　5.5　
スクランブル発進にも、慌てず試合に溶け込む。さすがはベテラン。
32　長谷川悠（FW）　–　
少ない時間で見せ場なし。終了のホイッスルをピッチで聞いただけ。
［監督］
渋谷洋樹　5　
絶対に勝利という強い想いはどこへ。緊急交代でプランが崩れたか。
 
［試合内容］
名古屋は開始早々に先制点を獲得。その後も押し込むものの追加点を奪えず、後半には形成が逆転して同点とされる。そのまま引き分けかと思われたが、ロスタイムに小川が決勝弾を沈めて勝負あり。見事にホーム最終戦を飾った。