「アジアの大きな希望」「平然と素晴らしいパスを…」久保建英が見せたヒールパスをスペイン・メディアが絶賛!

2019年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

わずかな出場時間で見せ場を作る

試合終盤にピッチに送り出された久保だったが、短時間でしっかりと存在感をアピールした。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間9月10日、ミャンマーの首都ヤンゴンで行なわれたワールドカップ・アジア2次予選。敵地に乗り込んだ日本代表は、土砂降りの雨とデコボコのピッチという悪条件に苦しみながらも、中島翔哉と南野拓実のゴールで2-0と打ち勝った。

 危なげない戦いを披露するなかで日本は80分に久保建英をピッチに送り込む。これがワールドカップ予選初出場となったヤングスターは、風間八宏(当時筑波大、現名古屋監督)が1980年に記録した19歳67日を更新する18歳と98日というワールドカップ予選における日本代表の史上最年少出場を果たした。

 日本サッカー史に名を刻んだ久保は10分足らずの出場に、「大して何かしたというのはないので、うーん。ていう感じですね」と淡々と振り返ったが、見せ場がなかったわけではない。82分には、酒井宏樹からのパスをダイレクトでのヒールパスでリターンし、鈴木武蔵が得た決定機の起点となった。

 久保が見せた遊び心に富んだプレーにはスペイン・メディアも脚光を当てている。マドリードに拠点を構える全国紙『AS』は、「ベンチから出てきたクボがバックヒールで相手ディフェンダーを欺く」と見出しを打ち、動画付きで次のように描写している。

「レアル・マドリーから貸し出されているマジョルカのプレーヤーは、ファーストプレーで素晴らしいパスを繰り出して、チャンスを創り出した」

 また、欧州サッカーの情報を日夜発信している専門サイト『Be Soceer』のスペイン版は、「残り時間10分ぐらいで投入されたタケフサ・クボは素晴らしいクオリティーを見せつけた」と久保のプレーを絶賛した。

「私たちはクボを見るのに80分も待たなければならなかったが、アジアの大きな希望の一つである彼はいつものように平然と素晴らしいヒールパスを味方に繋いだ」

 スペイン・メディアからも賛辞を送られた久保。その高品質のプレーをマジョルカに戻っても見せることができるかに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【日本代表PHOTO】日本2-0ミャンマー|森保ジャパン、W杯アジア2次予選を白星スタート!久保が最年少出場記録を更新!

【久保建英 PHOTO】W杯予選最年少出場記録を39年ぶりに更新! 随所で見せ場を作る

次ページ【ハイライト動画】中島の先制ゴール、南野の2点目はこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事