「あなたは言うほど忠実だったのか?」元イングランド代表の名コンビがまさかの舌戦!何があった?

2019年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

リネカーは「どちらの側にもつきたくない」

イングランド代表やニューカッスルで2トップを組んだオーウェン(左)とシアラー(右)がまさかの…。(C) Getty Images

 元イングランド代表のマイケル・オーウェンが出版した自伝は、かつてのチームメイトとのバトルを再燃させた。

 2004年に"銀河系軍団"レアル・マドリーの一員となったオーウェンだが、その1年後にニューカッスルに移籍した。しかし、本人が望んだことではなかったという。

 英公共放送『BBC』によると、オーウェンは自伝で「行きたくなかった。自分の心はリバプール復帰にあった」と、本意でなかったと告白。さらに、ニューカッスル移籍はキャリアの「後退」と評し、「本当に悔いがある」とまで綴っている。

 この報道を受けて後輩に噛み付いたのが、ニューカッスルのレジェンドであるシアラーだ。現役時代にイングランド代表とニューカッスルでオーウェンと2トップを組み、その後暫定監督として指導もした人物である。

 シアラーは、「そうだね、マイケル。我々もそう思ったよ。ただ、週給12万ポンド(約1700万円)だったけどね」とツイートし、ニューカッスルを望んでいなかったオーウェンが高給を貰っていたことを皮肉った。
 
 オーウェンも黙っていない。シアラーのツイートに対し、「あなたは、言うほどニューカッスルに忠実かね」と反論。レジェンドたるシアラーが退団を望んでいたと暴露したのである。

「サー・ボビー・ロブソン監督がベンチに置いた時に、あなたがリバプール移籍寸前だったのをはっきりと覚えている。出ていくためなら何でもしようとしていたじゃないか」

 イングランド代表とサッカーの歴史をつくってきた名ストライカーたちが公に争う姿には、悲しむ声も上がっている。同じく元イングランド代表のガリー・リネカーは、「どちらも好きだからどちらの側にもつきたくない」とツイートした。

 シアラーが暫定監督として采配を振るい、オーウェンが在籍していた2009年、名門ニューカッスルは2部降格という屈辱にまみれた。オーウェンは、当時のことが関係悪化につながったと考えているようだが、両者が"和解"する日は訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

 

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