肺炎発症のサッリが禁煙指令を拒否。“愛煙家監督”の模範的ではない振る舞いにユーベ幹部は激怒?

2019年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

自宅前でタバコを片手に…

愛煙家として知られるサッリ。その愛好ぶりはかなりのもので、過去には禁煙のスタジアムに特例で喫煙エリアが設けられたことも。 (C) Getty Images

 前人未到のセリエA9連覇を目指すイタリアの絶対王者ユベントスに衝撃が広がっている。今夏に招聘したマウリツィオ・サッリが肺炎を発症していたことが判明したのだ。

 先週にインフルエンザとなって検査を受けた結果、今月19日に肺炎と診断されたサッリ。22日に行なった精密検査を受けた結果は良好だったようだが、ユーベは完治を優先させるために24日に行なわれたセリエA第1節のパルマ戦と、31日にホームで行なわれる第2節のナポリとの古巣戦をベンチから外すことを決めていた。

 サッリが肺炎を患った主因として考えられているのが、1日に60本以上も吸うという喫煙習慣だ。当然、ユーベは60歳のイタリア人監督に対して、体調管理の万全を期するための禁煙指令を出したという。

 しかし、根っからの愛煙家であるサッリはそれを拒否し、タバコを吸い続けているというのだ。イタリア紙『Corriera della Sera』は、検査が終わった今週初めにサッリが自宅前でタバコを片手にファンと交流する写真をすっぱ抜いている。

 無論、クラブの命令を無視したサッリにユーベ幹部は激怒。英紙『The Sun』によれば、「新指揮官の振る舞いを『挑発』と捉えている人間もいる」ようだ。

 すでにチームのミーティングに参加するなど、現場には顔を見せているというサッリだが、お世辞にも模範的とは言えない振る舞いが今後も続くようであれば、クラブとの関係がこじれる可能性もないとは言い切れないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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