「ちょっとナーバスに…」タイ代表の西野新監督が、ぶっつけ本番のW杯予選を前に本音をポロリ!?

2019年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

主軸4選手の合流は大一番の3日前に

タイ代表の選手たちに語りかける西野監督。64歳の名将が新たな挑戦をスタートさせた。(C)FA THAILNAD

 現地時間8月27日、新生タイ代表がついに始動した。チームを率いるのはほかでもない、前日本代表監督の西野朗氏である。
 
 新指揮官がカタール・ワールドカップ2次予選のベトナム戦(9月5日/ホーム)、インドネシア戦(同10日/アウェー)に向けて招集したメンバーは、実に33名。今週土曜日に行なわれるタイ2部クラブとの練習試合を経て、予選エントリーの23名に絞られるという。
 
 タイの全国紙『Bangkok Post』が、海外での采配が初となる日本人監督の心境を伝えている。
 
「わたしが最後にチーム(日本代表)を率いたのは、2018年のワールドカップです。ふたたび監督業に戻ったいま、ちょっとばかりナーバスに感じている自分がいる」
 
 二転三転した結果、正式就任に至ったのは7月17日(U-23タイ代表監督を兼任)。限られた時間のなかで、いきなりワールドカップ予選の大一番に臨まなければならない。しかもチームの軸である4選手の合流は週明けとなる見込み。ベルギーで活躍するGKカウィン・タンマサッチャーナン(ルーベン)、Jリーグ組のMFチャナティップ・ソングラシン(北海道コンサドーレ札幌)、DFティーラトン・ブンマタン(横浜F・マリノス)、そしてMFティティパン・プアンチャン(大分トリニータ)だ。

 
 日本代表は9月5日にパラグアイとの親善試合を経て、10日にミャンマーとのワールドカップ予選初戦を戦うが、タイ代表はほぼぶっつけ本番に近い形で、重要な2連戦に挑むこととなる。
 
 西野監督は「タイの選手たちにはポテンシャルを感じている。わたしの最初の仕事は、彼らの個性をうまく融合させ、良いチームワークを形成する手助けをすること」とも語っている。
 
 ベトナム、インドネシア、マレーシア、UAE(アラブ首長国連邦)と同居する熾烈なアジア予選。"西野タイ"のチャレンジがいよいよ本格スタートする。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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