「え? 誰?」「いますぐ取り下げろ!」PSVが公開した堂安律の“似顔絵イラスト”に反響続々!

2019年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

当初の“旭日模様”が差し替えとなる事態も

念願のPSV入団が事実上決まった堂安。移籍金は700万ユーロで折り合ったか。(C)Getty Images

 いよいよ、正式契約が秒読みだ。
 
 現地火曜日、オランダの名門PSVアイントホーフェンは公式サイトを通じ、フローニンヘンと日本代表MF堂安律の移籍に関して基本合意に達したと発表。数日の間に選手本人のメディカルチェックが行なわれ、晴れて契約にサインする運びだという。
 
 実現しそうでなかなか進展がなかったステップアップ移籍。地元メディアの報道によれば、フローニンヘンが強く希望していた違約金1400万ユーロ(約17億5000万円)をPSV側が頑なに固辞し、最終的には700万ユーロ(約8億7500万円)という額面で着地したようだ。
 
 先週、メキシコ代表の至宝イルビング・ロサーノがナポリへ旅立ったPSVにとって、堂安は重要な後釜候補だった。まだ正式契約には至っていないが、クラブの公式SNSでは「決定」の文字が躍り、堂安の似顔絵イラストまで登場。ただ、このデザインがちょっとした物議を醸したのである。
 
 イラストで描かれているのは、PSVのカラーである赤と白の模様が入った服を着込み、日本刀を手に満面の笑みを浮かべる堂安の雄姿。その背景には当初、いわゆる"旭日模様"が描かれていた。これが韓国人ファンの反感を買ったのだ。インスタグラム上の投稿欄には「不適切だ!」「いますぐ取り下げろ」など抗議のコメントが多数寄せられ、PSV側が当たり障りのない波線系のデザインに差し替えるという事態となった。なんともはや……。

 
 肝心の似顔絵だが、日本のファンにしてみればやや違和感があるタッチだったか。「え? 誰?」「堂安感無さ過ぎるやろ」「誰の写真見て書いたんだ?」「全然律ちゃんに似てない」「特徴はなんとなく……」などなど、どうにも不評のようだ。かたやオランダをはじめとした海外ファンの間では、「期待が高まる!」「ようこそ、クラブ初のサムライ!」「イカしたイラストだな」と、とくに問題視(?)はされていない。さほどイメージとかけ離れてはいないのかもしれない。
 
 いずれにせよ、欧州でも指折りの強豪クラブで、堂安は新たなキャリアをスタートさせることとなった。久保建英(マジョルカ)、冨安健洋(ボローニャ)を筆頭に、欧州のそこかしこで眩いばかりの輝きを放っている東京五輪世代。その旗頭のひとりとして、ガンバ大阪産レフティーのさらなる飛躍にも期待がかかる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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