インテルがサンチェスのレンタル移籍でマンUと合意!不要となったイカルディについては「少々煩わしい」とCEOが不快感

2019年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ルカクとの元マンUコンビが誕生

8年ぶりのイタリア復帰が目前となったサンチェス。新天地でトップフォームを取り戻せるか。(C) Getty Images

 8年ぶりのイタリア復帰が実現しそうだ。

 イギリスやイタリアの複数メディアは8月27日、マンチェスター・ユナイテッドがアレクシス・サンチェスのレンタル移籍でインテルと合意したと報じた。

 2018年1月にアーセナルからユナイテッドに鳴り物入りで加わったサンチェスは、しかし1年半で公式戦わずか5ゴールと振るわず。サラリーが高額なこともあり、批判の嵐に晒されていた。

 そのチリ代表FWに関心を寄せたのが、アントニオ・コンテ監督がロメル・ルカクに続くアタッカーの獲得を望んでいたインテルだ。狙っていたエディン・ゼコがローマと契約を延長したのを受け、サンチェスに白羽の矢を立てたのだった。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、サンチェスは28日にもミラノ入りする予定。メディカルチェックを受けてからインテルと契約する。買い取りオプションはつかない見通しだ。

 Sky Sportによると、ネックとされていた年俸は、インテルが500万ユーロ(約6億3000万円)を支払い、残りの700万ユーロ(約8億8000万円)をユナイテッドが負担することになるようだ。
 
 一足先にユナイテッドから籍を移したルカクは、26日のレッチェとの開幕戦でいきなり初ゴールをマーク。4-0の快勝に貢献し、上々のデビューを飾った。"赤い悪魔"でそのベルギー代表FWと親しかったサンチェスは、ウディネーゼ時代以来8年ぶりとなるセリエAで復活できるだろうか。

 そして、インテルが前線をさらに強化したことで注目されるのが、マウロ・イカルディの処遇だ。

 妻で代理人のワンダ・ナラは、25日のテレビ番組で、夫がインテルに残ると発言。クラブのトップから残留を求められたとも主張した。

 だが、クラブのジュゼッペ・マロッタCEOは「少々煩わしい」と、ワンダ・ナラへの不快感を隠していない。そして27日、インテルはスティーブン・チャン会長が練習施設を訪れ、イカルディと面談。改めて、戦力外であることを通告したという。

 それでも、イカルディの考えは変わらず、試合メンバーに入れずとも残ると答えたとのこと。もはやインテルに居場所がなくなった元主将は、ピッチに立てないまま1シーズンを過ごすのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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