【移籍市場】「冬の超目玉商品」はこの男! ゴール量産中のクロアチア代表クラマリッチに集まる熱視線

2014年11月24日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ユーベが選手サイドとクラブの双方に接近。

驚異のゴールラッシュを見せるクラマリッチに、西欧のクラブが注目。チェルシーなどを抑えて、争奪戦はユベントスがリードか。 (C) Getty Images

 今シーズンに入って突如大ブレイク、ヨーロッパ中から大きな注目を集めているのが、リエカでプレーするクロアチア代表の23歳アンドレイ・クラマリッチだ。クロアチア・リーグで14試合・21得点、ヨーロッパリーグ(EL)で10試合・6得点、代表でも2得点と、たった4か月で29ゴールという驚異的な数字を叩き出している。
 
 現時点で最も強い興味を示しているのはチェルシーで、他にもストーク、ボルシアMG、フィオレンティーナ、サンプドリア、ミラン、インテルが獲得の可能性を探り始めている。とはいえ、数日前まではどのクラブもまだ打診レベルで、具体的なオファーを出す動きは見られなかった。
 
 しかしここにきて、ライバルを出し抜くような動きを見せたのがユベントス。代理人を務めるクラマリッチの父親とリエカの双方にコンタクトを取り、具体的な数字を示して合意を取りつけようとアプローチしている。
 
 選手サイドとの合意は早くも成立した模様だが、クラブ間にはまだ隔たりがある。1000万ユーロ(約14億円)での完全移籍を求めるリエカに対し、ユーベは今のところ「600万ユーロ(約8億4000万円)+ボーナス」という提示に留まっている。
 
 ユーベのパラティチSDは、11月27日に予定されているELのリエカ対スタンダール・リエージュ戦を直接観戦して最終的な判断を下したいと考えているようだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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