「一目見ただけで期待を抱かせる」ボローニャ冨安健洋、ガゼッタ紙が選ぶ「注目の若手15人」に選出!

2019年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フィジカルだけの選手ではない」と高評価

25日にセリエA開幕戦を迎える冨安。スタメン出場なるか?写真:Alberto LINGRIA

 開幕が目前に迫ったセリエAで、日本のファンが期待するのは、やはりボローニャに加入した冨安健洋の活躍だ。その日本が誇る若きDFには、地元イタリアのメディアも高い評価を下している。

『Gazzetta dello Sport』紙は8月22日、新シーズンに注目の若手15人を紹介。ユベントスの新戦力メリフ・デミラル、インテルでプレシーズンに高い評価を受けた17歳の新星セバスティアーノ・エスポージト、ミランに加入したラファエウ・レオンらとともに、冨安を選出した。

 同紙は「一目見ただけで期待を抱かせる」と冨安を称賛。長身で敏捷、フィジカルに恵まれているとしたうえで、「ピッチでの彼を見れば、その肉体が特長の選手ではないことが分かる」、「相手のプレーを読み、インターセプトをして、両足でボールをコントロールし、フィードをして、味方の動きを指揮する」と、評価した。

 さらに、Gazzetta dello Sport紙は、「ボローニャからは、意識もしっかりしているとの声が聞こえる。堂々とした働き者だ」と、サッカーに取り組む姿勢も今後への期待につながると賛辞を寄せている。
 
 プレシーズンマッチや公式戦デビューを果たしたピサとのコッパ・イタリア3回戦で、冨安は右サイドバックを務めている。『Corriere dello Sport』紙は、冨安を含めたボローニャの両サイドが、今シーズンのチームの武器になると伝えた。

 冨安と同じ右サイドの前線には、イタリアU-21代表で活躍したリッカルド・オルソリーニがいる。ピサ戦後、冨安はそのオルソリーニと良いコンビネーションを築けたと話した。一方、左サイドでは、昨季活躍したミッチェル・ダイクスと、今冬に加入した技巧派ニコラ・サンソーネがコンビを組んでいる。

 Corriere dello Sport紙は「問題だったことがリソースになった」、「チームの長所のひとつになったようだ」と、ボローニャにとって両サイドが大きな武器になると指摘した。

 さらに、同紙は冨安が「守備の素晴らしい能力だけでなく、自然に攻め上がり、同サイドのチームメートとコンビネーションを見せ、シュートも打つ」と称賛している。

 加入間もないながら好印象を残している冨安は、リーグ開幕後もその評価を高めていけるのか。ボローニャは25日の開幕戦で、昇格組のヴェローナと敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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