「パーフェクトな補強になった!」レンタル獲得の久保建英をマジョルカCEOが手放し称賛!

2019年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

CEOみずから“日曜デビュー”を示唆。久保本人は…

正式契約後、モランゴCEO(左)とがっちり握手する久保(右)。2日後のラ・リーガデビューに意欲を見せた(写真はクラブ公式ツイッターより)。

 電撃的な入団発表から中2日、さっそくラ・リーガデビューを果たしそうな気配だ。
 
 現地8月22日、ラ・リーガ1部のマジョルカはレアル・マドリーから日本代表FW久保建英を1年間の期限付き移籍で獲得したと発表(買い取りオプションはなし)。バジャドリーやレバンテ、エスパニョール、ビジャレアルといったクラブとの争いを制し、昇格クラブが日本の至宝を手に入れた。
 
 久保がクラブハウスに到着して以降、密着取材を続けていたのが地元紙の『Diario de Mallorca』である。メディカルチェックと正式契約を済ませた久保を出口で待ち受け、どこよりも早く第一声を伝えた。18歳のレフティーは「すごく興奮しているし、プレーしたくてたまらない」と語り、日曜日のレアル・ソシエダ戦でプレーできるかと問われると、「僕としては準備ができている。でも、様子を見ないといけない」と流ちょうなスペイン語で答えた。
 
 その直後、同紙はクラブCEOのマヘタ・モランゴ氏を直撃。「日曜日? もちろん、クボがプレーできるように調整しているところだよ」と明かし、「レアル・マドリーには本当に感謝している。我々のプロジェクトを理解したうえで、重要なプレーヤーを送り出してくれたのだからね」とも語った。
 
 さらに、37歳のスイス人CEOはこう続ける。
 
「クボは我がチームの前線におけるパーフェクトな補強となった。間違いなくチームに多くをもたらしてくれるだろう。ただ彼はまだ18歳と若く、スペインでの新たな生活を始めて間もない。穏やかに過ごし、ゆっくり順応してくれればいい。このチームにビッグスターはひとりもいないし、誰もが献身的に振る舞い、きっとクボに対しても救いの手を差し伸べるだろう。(ビセンテ・)モレーノ監督を中心に、非常にポジティブな雰囲気に包まれているんだ」

 
 7年ぶりに1部返り咲きを果たしたマジョルカ。先週末、本拠地ソン・モイクスで行なわれたラ・リーガ開幕戦(エイバル戦)を2-1でモノにし、ふたたびホーム開催となる日曜日の第2節で連勝を狙う。勢いに乗るチームとともに、熱狂的なサポーターの眼前で──。スタメンか、あるいはベンチスタートか。いずれにせよ、久保にとってはいきなり格好の舞台が用意されることとなる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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