引退目前のF・トーレス、佐賀県スポーツ振興構想のアンバサダーに就任!「皆さんからたくさんの愛をいただいた…」

2019年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スポーツの価値を若者に共有します」と意気込み

23日の神戸戦が現役最後のゲームとなるF・トーレス。どんなプレーを見せてくれるのか。(C)SOCCER DIGEST

 8月20日、鳥栖のフェルナンド・トーレスが佐賀県の「SSPアンバサダー」に就任。佐賀県庁にて、佐賀県知事・山口祥義氏から委嘱状を受け取った。
 
 6月に引退を表明した元スペイン代表FWは、いよいよ23日に行なわれるJ1リーグ第24節の神戸戦を最後に現役を退く。引退後はクラブのアドバイザーに就任し、セカンドキャリアへと歩み出す予定となっているが、佐賀県が進めるスポーツのプロジェクトにもアンバサダーとして助言や協力を行なうようだ。
 
 F・トーレスがアンバサダーに就任する「SSP」とは、2018年から佐賀県が取り組んでいる構想で、「SAGAスポーツピラミッド」の略。県の公式サイトによると、佐賀から世界に挑戦するアスリートの育成を通じて、スポーツ文化の裾野を拡大することを目的とし、現役引退後は指導者となり次世代のアスリートを育てる好循環の確立を目指す独自の取り組みだという。
 
「SSPアンバサダー」にはこれまで、辻󠄀発彦(西武ライオンズ監督)、緒方孝市(広島東洋カープ監督)、古賀稔彦(柔道家)と3名が協力をしており、県出身者以外ではF・トーレスが初めてのことになる。
 
 F・トレースは佐賀県の公式リリースにて、「佐賀に来てから皆さんからたくさんの愛をいただいた。これから全力で佐賀の子どもたちがスポーツを通じていろんなことができるようにしたい。SSP構想を実現できるように協力していきたい」と意気込みを語っている。
 
 また自身のインスタグラムには、県知事の山口氏との2ショット写真とともにコメントを投稿。
 
「現役引退にあたって、私は佐賀の人々に大使に任命されたことに深く感謝したいと思います。この立場から、私はスポーツの価値を若者に共有します」
 
 この投稿へは、「ありがとうエルニーニョ。永遠にあなたを愛します」、「とても寂しい…」など世界中から引退を惜しむ多くの反応が寄せられている。
 
 引退後もクラブ、そして佐賀県のスポーツ振興に尽力することになるF・トーレス。その第2の人生から目が離せない。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【フェルナンドトーレス PHOTO】エル・ニーニョが笑顔で引退会見!ラストマッチは8月23日神戸戦!

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