「交渉は最終段階」ハンブルクの伊藤達哉はシント=トロイデン移籍へ。現地紙が報じる

2019年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

明日にもメディカルチェックか

交渉が成立すれば、シュミット、鈴木優磨に続いて今夏STVVに加入した3人目の日本人選手となる。 (C) Getty Images

 ドイツ2部のハンブルクに所属する日本代表MF伊藤達哉は、ベルギーのシント=トロイデン(STVV)が新天地となりそうだ。

 ベルギー紙『Het Nieuwsblad』は、現地時間8月19日付けで「日本人のタツヤ・イトウとブラジル人のジョニー・ルーカスは、明日にもメディカルチェックを受ける。STVVのマルク・ブライス監督は、アタッカーとセントラルMFを同時に獲得することになるだろう。また、もう一人、ブラジル人FWのエデゥアルドも入団することになる見込み」と報じた。また、ドイツ紙『BILD』も同日付で「イトウのSTVV加入交渉は最終段階にきている」と伝えている。

 現在22歳の伊藤達哉は、2015年にハンブルクの下部組織に加入し、翌年にBチームへ昇格。17年にトップチームに登録され、17-18シーズンはブンデスリーガ20試合に出場した。しかし、その年にクラブは2部に降格。18-19シーズンは出場機会に恵まれず、今季はプレシーズンからU-23チームに送られていた。

 現地メディアによれば、伊藤は来年の東京五輪出場を熱望しており、コンスタントに出場機会を得ることのできる新天地を探していた。

 STVVは昨季から日本企業『DMM.com』がオーナーを務めており、いずれも今夏に加わったGKシュミット・ダニエルとFW鈴木優磨が所属している。今シーズンは、冨安健洋や鎌田大地、遠藤航など昨シーズンの主力が退団した影響が響き、開幕から4試合で1勝3敗と苦戦している。

 STVVが「鋭いドリブルを武器にするアタッカー」(『Het Nieuwsblad』)と評価し、得点力にも期待しているという伊藤。苦境が続くチームの救世主となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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