鹿島新加入・上田綺世のJ初ゴールが決勝点!「こんな大勢の人に名前を呼んでもらえて感動しています」

2019年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島は2位浮上!

J初ゴールが決勝点となった上田綺世。写真:徳原隆元

 8月10日、J1リーグ22節の、鹿島アントラーズ対横浜F・マリノスの試合が県立カシマサッカースタジアムで行われた。
 
 優勝を争う4位と3位の直接対決となった一戦は2―1でホーム鹿島が横浜を下した。
 
 試合開始1分、キックオフ直後、横浜の自陣でのパス回しにプレスをかけた鹿島は、ペナルティ内で横浜ティーラトンからボールを奪い、鹿島MFセルジーニョに渡すと、左足で狙い澄ましたシュートがサイドネットに突き刺さり先制に成功する。
 
 立ち上がりに点が入った試合はその後オープンな展開になり、両チームともゴールに迫るがそのまま1-0で前半を終えた。
 
 56分、鹿島のCKから頭でつなぐとこぼれ球に両チームが詰め寄ると、最後は土居聖真がゴールを決めるが、審判の長い協議となり、最後は第4審判まで加わる話し合いの末、鹿島のオフサイドの判定に。
 
 鹿島がペースを握る展開が続くと、横浜ベンチが動く。大津祐樹に代えて三好康児が入るとすぐに横浜が同点に追いつく。68分に仲川輝人のヘディングシュートで1-1と振り出しに戻した。
 ペースを握っていた横浜は、77分に扇原貴宏がこの日2枚目のイエローカードで退場となると、マルコス・ジュニオールに代えてDF 伊藤槙人を投入し守りに入る。
 
 しかし鹿島は、守りに入った横浜から交代で入ったばかりの上田綺世がJ初ゴールを決め、勝ち越しに成功する。土居のヘディングでの落としにGKのタイミングをずらした技ありのシュートだった。
 
 初ゴールを奪った上田綺世は、「僕が最後のワンタッチを仕上げただけなので、そこまで持ってきてくれたチームメートに感謝です。僕はサブスタートだったので、出たらとにかく点を取ろうと思っていました。こんな大勢の人に名前を呼んでもらえて感動しています」とその喜びを語った。
 
 試合はこのまま、2対1で鹿島が勝利。この結果、鹿島は暫定ながら2位に浮上。横浜は4位に。次戦の23節は、17日に鹿島は大分のホームに乗り込み、横浜はホームでC大阪を迎え撃つ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【上田綺世 PHOTO】決めたJ初ゴール!チームを劇的勝利へと導く

【鹿島 2-1 横浜 PHOTO】終盤に上田が決勝点。鹿島が横浜の上位対決に勝利

次ページ【動画】上田綺世のJ初ゴール!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事