マドリーはポグバ断念でネイマール獲りに本腰か? 移籍実現を裏付けするペレス会長の“実績”とは?

2019年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

土壇場でクラックを獲得してきた歴史が

パリSG退団を希望しているネイマール。獲得できるクラブはスペイン2強以外には……。(C)Getty Images

 プレミアリーグの移籍市場がクローズしたことで、レアル・マドリーはマンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ獲得を断念したとも言われる。代役を獲得できないユナイテッドが、ポグバを手放すとは考えにくいからだ。

 スペイン紙『Marca』は、ジネディーヌ・ジダン監督が熱望したフランス代表MFを断念したマドリーが、パリ・サンジェルマンからの移籍を望むネイマールを標的にすると伝えている。

 ブラジル代表FWは、2年を過ごしたパリを離れ、古巣バルセロナやマドリーに移籍するかが注目されている。ただ、パリSGのレオナルドSDは、「放出には適切なオファーが必要」と話している。史上最高額の2億2000万ユーロ(約277億円)で移籍したネイマールだけに、その獲得が容易でないのは言うまでもない。
 
 ただ、マドリーのフロンティーノ・ペレス会長の実績を考えれば、期待するサポーターも少なくないはずだ。Marca紙は8月9日、ペレス会長は「土壇場でクラックを獲得するスペシャリスト」であり、過去の6ケースがその例だと報じた。

 同紙は、元ブラジル代表のロナウド(2002年8月31日)、元イングランド代表のマイケル・オーウェン(2004年8月15日)、現主将セルヒオ・ラモス(2005年9月1日)、現アーセナルの元ドイツ代表メスト・エジル(2010年8月17日)、ルカ・モドリッチ(2012年8月27日)、ガレス・ベイル(2013年9月1日)と、"銀河系軍団"を彩ってきた6選手の移籍が、8月15日以降に決まっていることを指摘している。

 もちろん、剛腕ペレスといえど、"成功率"が100パーセントなわけではない。中でも、2015年のマーケットでは、最終日のギリギリにユナイテッドとダビド・デ・ヘアの移籍で合意に達したが、期限内に書類手続きが完了せずに取引が不成立に終わった。

 今年のスペインのマーケットは9月2日に終了する。残りは約3週間。はたしてペレス会長はネイマールを引き抜けるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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