「ネイマールを獲得してほしい?」スペイン紙がマドリディスタに一大アンケート調査を敢行、その結果は…

2019年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジダン監督はアザール中心の攻撃を構築中

パリSGでの居場所がなくなりつつあるネイマール。バルサか、マドリーか。水面下でメガディールが揺れ動いている。(C)Getty Images

 現地8月8日夕刻、イングランド・プレミアリーグの移籍市場がクローズとなった。注目されたメガディール、フランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)のレアル・マドリー行きは実現せず、もはやこの夏の引き抜きは難しいだろうと見られている。
 
 となると、俄然クローズアップされるのがネイマールの存在だ。パリ・サンジェルマンからの移籍を切望しているブラジル代表エースには、バルセロナとマドリーの2大巨頭が引き続き強い関心を寄せている。なにせパリSGが設定した違約金は2億2200万ユーロ(約275億円)とも報じられており、おいそれと他の強豪クラブが手を出せる額ではない。
 
 そんななか、スペイン全国紙『AS』がひとつのアンケート調査を行なった。マドリー・ファン、いわゆるマドリディスタに向けたもので、設問はずばり「マドリーにネイマールを獲得してほしいか?」。つまりはマドリーが戦力として獲得すべきかどうかを問うたのではなく、むしろ個人的な心情の部分で「Yes or No」を投げかけたのだ。
 
 アンケート実施からおよそ3時間が経過した時点で、16万911票が集まった。結果はYESが40.23%だったのに対し、NOが59.77%と圧倒。『AS』紙は「およそ60%のファンがネイマールにNOを突き付ける結果となった。本人がバルサ行きを希望していることもあり、さまざまな理由で否定派が肯定派を上回ったのだ」と分析。そして、「とはいえ、フロレンティーノ・ペレス会長の大のお気に入りであり、(獲得に)本腰を入れていくのは確か。(パリSGとの交渉には)ガレス・ベイルとケイラー・ナバスを含めたオファー内容が検討されるだろう」と踏み込んだ。

 
 ジネディーヌ・ジダン監督はアザールを中軸に据えた3-4-2-1システムを採用し、レッドブル・ザルツブルク戦で一定の成果を得た。ここに来て、エゴイスティックなネイマールをスカッドに加えたいと真剣に考えているのかどうか──。いかなる結末を迎えるのか、世界中のファンが動静を注視している。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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