“悪童”バロテッリの新天地は南米か!? 実現すればブラジルの名門フラメンゴ初のイタリア人選手に

2019年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

2年半の契約をオファーとの報道

昨季はマルセイユに所属する酒井宏樹の同僚としてプレーしていたバロテッリ。新天地はブラジルとなるのか。 (C) Getty Images

 この夏、イタリアからはダニエレ・デ・ロッシがボカ・ジュニオルスに移籍した。そして、今夏に南米に渡る著名なイタリア人選手は、デ・ロッシだけにとどまらないかもしれない。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』などによると、リーグ・アンのマルセイユを退団したマリオ・バロテッリが、ブラジルの名門フラメンゴとの契約締結に進んでいるという。

 昨季、リーグ・アンのニースとマルセイユでプレーしたバロテッリは、シーズン後にフリーとなったが、新天地が決まっていない。イタリア・メディアは先日、今季からセリエAに昇格するヴェローナの関心を報道した。だが、サポーターがバロテッリの地元ブレッシァのファンと対立関係にあることがネックとなり、締結には至っていないようだ。

 その後に話が浮上したのが、フラメンゴだ。Sky Sportによれば、フラメンゴはFIFAエージェントのアンドレア・カットリを通じて、バロテッリに2年半の契約をオファーしたとのこと。また、本人がすでに了承したとも伝えている。

 ブラジル・メディアの報道として伊紙『Corriere dello Sport』紙が伝えたところでは、フラメンゴのジョルジュ・ジェズス監督は、元インテルのガブリエウ・バルボサとコンビを組む新ストライカーを探しており、その候補としてバロテッリをいたく気に入っているという。

 移籍が実現すれば、ブラジルの名門フラメンゴにとっては、初のイタリア人選手となるそうだ。ちなみに、バロテッリの弟エノックも、同じリオデジャネイロ州のボアヴィスタとの契約が見込まれている。

 ただ、南米移籍となれば、恩師ロベルト・マンチーニ監督が率いるイタリア代表への復帰は遠ざかるかもしれない。もともとはミラン・サポーターとして知られるバロテッリ。海を渡った南アメリカ大陸で、赤黒カラーのユニホームに袖を通すことになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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