「夢のような船出だ」「PSVを黙らせた!」中村敬斗の衝撃デビュー弾にオランダ・メディアも驚嘆!

2019年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

交代の際には万雷の拍手を浴びる

挨拶代わりのゴールを決めた中村。華々しいオランダ・デビューを飾った。 (C) Getty Images

 日本サッカー界期待の俊英がいきなり魅せた。

 現地時間8月3日、エールディビジの開幕戦が行なわれ、トゥベンテは本拠地で強豪PSVと対戦した。

 昇格組のトゥベンテで出色のパフォーマンスを披露したのが、今夏の移籍マーケットでガンバ大阪から加入した中村敬斗だった。

 4-3-3の左ウイングで先発に抜擢され、エールディビジ・デビューを飾った19歳の俊英FWに見せ場が訪れたのは、開始間もない8分だった。左サイドからカットインでバイタルエリア中央へ持ち出すと、右足を一閃。狙いすました鋭いシュートをゴール右下隅へ突き刺したのだ。

 中村は71分にラフィク・ゼクニーニと交代するまで攻守に渡って献身的なプレーを披露。ベンチに下がる際には、本拠地のサポーターから万雷の拍手を浴びた。
 
 試合は後半に入って攻勢を強めたPSVが65分に同点に追いつき、1-1で終了した。

 鮮烈なゴールで強烈なインパクトを残した日本の若武者には、地元メディアも驚嘆している。オランダのニュースメディア『NU.nl』が「19歳の日本人ケイト・ナカムラがPSVを黙らせる。素晴らしいタッチからのゴールに相手GKイェルン・ズートは対応できなかった」と報じれば、トゥベンテの地元紙『Tubantia』は「自由な動き出しから良いショットを放った。この日本人にとって夢のような船出だ」と絶賛。さらに試合の中継を行なっていた『Fox Sports』の実況は、交代の際に次の言葉を寄せた。

「ナカムラのPSVからのゴールはトゥベンテにとって忘れられないものになりました。クラブ史上初の日本人選手によるゴールです」

 来年の東京五輪出場を目指すために欧州挑戦を決めた中村が、オランダで最高のスタートを切った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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