広島、中2日の苦闘も稲垣祥の一発で逃げ切り勝ち!! 札幌は再三の決定機を活かせず

2019年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半は札幌が再三決定機を迎えたが…

苦しい展開の中で、先制点を奪った稲垣。チームを勝利に導いた。写真:徳原隆元

 J1リーグは8月3日、各地で21節の5試合を開催。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島対北海道コンサドーレ札幌の一戦が行なわれた。


 試合は前半、アウェーの札幌の勢いが上回る。両サイドからの攻撃を軸に、中央のジェイにクロスを集めて広島ゴールを襲う。17分には白井康介からのクロスにジェイがヘッドで狙うもこれは左ポストを直撃。さらに36分には菅大輝からのクロスに再びジェイが頭で合わせるが、これもクロスバーを叩きネットを揺らすことができない。前半終了間際にもCKから鈴木武蔵がヘディングで狙ったが、枠を捉え切れなかった。

 前半は押し込まれた広島だが、後半立ち上がりに均衡を破った。柏好文のスルーパスに森島司が抜け出すと、マイナスの折り返し。これを稲垣祥がダイレクトで押し込み、ネットに突き刺す。延期分の16節・川崎戦から中2日で臨んだ広島が先制する。


 その後は札幌が息を吹き返し、広島を自陣に釘付けにして押し込む展開に。前線のジェイ、チャナティップ、鈴木、さらには途中出場のルーカス・フェルナンデスらがゴールをこじ開けるべく、果敢に仕掛けていく。

 しかし広島は押し込まれながらも、要所で身体を張った守備を見せて、札幌の攻撃を食い止める。結局、試合は1対0のままタイムアップ。厳しい過密日程で臨んだ広島が、なんとか札幌を振り切り、2連勝を飾った。

 これで広島は勝点を35とし、順位は5位をキープ。一方の札幌は同31にとどまり、暫定8位となっている。

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