マンUがDF史上最高額の104億円でマグワイアを獲得! メガオファーで“隣人”とのバトルを制す

2019年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

今夏に更新された“クラブレコード”があっさりと…

マンU移籍を決めたマグワイア。目標だったメガクラブへのステップアップを実現させた。 (C) Getty Images

 現地時間8月5日、マンチェスター・ユナイテッドは、レスター・シティからイングランド代表DFのハリー・マグワイアを獲得したことを正式に発表した。

 契約は2025年6月までの6年間で、移籍金の詳細については公式発表されていないものの、英『BBC』は、8000万ポンド(約104億円)になったと伝えている。この金額は、2017年1月にリバプールがサウサンプトンからオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを引き抜いた際に支払われた7500万ポンド(約97億円)を越え、ディフェンダー史上最高額だ。

 現在26歳のマグワイアは、2017年の夏にハル・シティからレスターに加入すると、強靭な体躯を利した対人戦での抜群の強さを武器に一躍ブレイク。昨夏に開催されたロシア・ワールドカップでは主力として起用され、イングランド代表の7大会ぶりのベスト4進出に貢献した。

 着実に声価を高めていたマグワイアには、今夏の移籍市場でマンチェスター・シティとユナイテッドが獲得に動き、熾烈な争奪レースを繰り広げた。だが、最終的にエリック・バイリーが長期離脱を余儀なくされ、CBの補強が必至となっていた後者が"隣人"とのマネーゲームを制する格好となった。

 ちなみにユナイテッドは今夏の移籍マーケットで、クリスタル・パレスからアーロン・ワン=ビサカをDFとしてのクラブレコードとなる5000万ポンド(約72億5000万円)で獲得していたが、その記録をたった1か月で、あっさりと塗り替えることとなった。

 以前から望んでいたメガクラブへのステップアップを叶えたマグワイアは、ユナイテッドの公式サイトで次のようなコメントを残している。

「ユナイテッドがドアをノックしてくれた時、これ以上ないチャンスだと思った。これは素晴らしいチャンスなんだ。監督と話し、そのビジョンと計画を聞いて、とても興奮しているよ」

 6位に沈んだ昨シーズンからの大幅な刷新を目論むユナイテッド。意中の存在だったマグワイア獲得を成就させ、最終ラインの安定感は増すはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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