「プレーしたのは0分だった…」元アーセナル浅野拓磨のセルビアの名門移籍に英紙も反応!

2019年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルにとっては単なるコストロス?

ドイツでも目を見張るような活躍ができなかった浅野は、セルビアで再起を期すことになった。 (C) Getty Images

 日本の韋駄天の新天地はセルビアだった。

 現地時間8月1日、セルビアの名門パルチザン・ベオグラードは、アーセナルから日本代表FWの浅野拓磨を獲得したことを発表した。同クラブの発表では、契約は完全移籍での3年で、移籍金は100万ユーロ(約1億2500万円)になるという。

 パルチザンは、契約合意の翌日にも、公式ツイッターで、金髪姿の浅野がクラブのタオルマフラーを手に持った写真を添えて「タクマ・アサノが到着」と投稿。すでに現地に到着していることをファンに伝えた。

 2016年の夏にサンフレッチェ広島からアーセナルに渡った浅野は、英国での労働許可が得られなかったため、、シュツットガルトに2年、昨シーズンはハノーファーにレンタルされていた。

 そんな浅野に目をつけたパルチザンは、獲得を熱望するサボ・ミロシェビッチ監督が直々に交渉に参加したことが現地紙『SRBIJA DANAS』などで報じられるなど、熱意のこもったオファーを提示していた。

 アーセナルに所属していたこともあって、快足FWの移籍決定に、英国メディアも反応。英紙『The Sun』は、次のような見解を寄せている。

「24歳となった日本のスターは、セルビアのクラブと3年契約を締結した。タクマ・アサノだ。アーセナルは2016年の夏に代表キャップが18試合しかなかった彼を400万ユーロ(約5億円)でサンフレッチェ広島から買い取ったが、加入以来、アサノは大部分をドイツで過ごし、結局、アーセナルでプレーした時間は0分だった。

 当時のボスであるアーセン・ヴェンゲルは、『彼のキャリアは日本で印象的なスタートを切った。これから数年のうちに成長することを楽しみにしている』と語っていたが、それも実ることなく、彼らは資金を失ったにすぎなかったのだ」

 結局、ノースロンドンの名門のシャツを着てピッチに立つことはなかった浅野。そんな24歳の点取り屋は、27度のセルビア・リーグ優勝を誇るパルチザンで再起に向けた一歩を踏み出せるのか。そのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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