「いまやもっとも嫌いな選手に…」大バッシングのC・ロナウドに韓国ファン8割が「もう応援しない!」

2019年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私たちのヒョン(兄貴)とまで呼ばれたスーパースター」

韓国入りする直前の中国ではキレキレのパフォーマンスを披露したC・ロナウド。選手本人は今回の騒動に対して沈黙を守ったままだ。(C)REUTERS/AFLO

 韓国サッカー界とファンの怒りはいまだ収まらないようだ。
 
 現地7月26日にソウルで行なわれたKリーグ・オールスター対ユベントスの親善試合で、「最低でも45分間は出場する」と記された契約に反し、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが1秒たりともプレーしなかった。これに対して高額チケットを購入したファンらが激怒し、主催した韓国プロサッカー連盟も強く反発。ユベントス側はドクター判断による裁定だったと理由を述べたが、事態はまるで収まらず、大問題に発展している。
 
 そんななか、韓国最大のスポーツ紙『スポーツソウル』が緊急アンケート結果を掲載した。民間の世論調査会社が韓国のテレビ局『MBCスポーツプラス』の依頼を受けて、全国19歳以上の男女501人を対象に調査を実施。その結果、「今後はC・ロナウドを応援しない」と答えたファンが全体の79.4%に達したという。
 
 同紙は「私たちのヒョン(兄貴)とまで呼ばれたサッカー界のスーパースターに、韓国のサッカーファンが完全に背を向けた格好だ。いまではもっとも嫌いなスポーツスターに転落してしまった」と論じ、「彼は試合翌日に自宅でトレーニングしている姿をSNSにアップした。それによって韓国ファンはさらなる失望感を抱いたのだ」と説明する。

 
 加えてその調査では、C・ロナウドのファンだった230人に限定した質問も投げかけ、こちらは85.6%が「ファンを辞める」と回答。今回の騒動の責任問題については、韓国プロサッカー連盟が25.3%でもっとも多くの票を集め、欠場したC・ロナウドが22.7%で僅差の2番手、ユベントスはそれに続く18.3%だった。
 
 韓国プロサッカー連盟は正式書簡をユベントス側に送り、契約違反に及んだ経緯の詳しい説明や正式な謝罪を求めている。まだまだ事態は、沈静化の気配を見せていない。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
参照元●スポーツソウル日本語版
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事