【総体決勝】ラストワンプレーの劇的AT弾で桐光学園が悲願の初優勝! 富山一との大激戦を制す

2019年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに決め手を欠くなか試合は0-0のまま終盤へ

桐光学園のエース西川がドリブルで持ち上がる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 沖縄県で開催されているインターハイは8月1日、男子の決勝が行なわれ、桐光学園が1対0で富山一を振り切り、初優勝を飾った。

 ともに大会初優勝を狙うチーム同士の一戦は序盤、富山一が前線からのアグレッシブな守備で桐光学園を押し込み、ゴールに迫ろうとする。キャプテンの髙木俊希(3年)、準決勝の尚志戦で決勝点を放った小森登生(3年)ら中盤の多彩なパスワークで相手を翻弄する場面も見られた。

 一方の桐光学園は前半、やや押し込まれる時間帯が目立ったものの、最終ラインが粘り強い対応を見せて得点は許さない。また、中盤でのボール奪取からエース西川潤(3年)を経由した攻撃も仕掛けるが、富山一のタイトな守備に前半は決定的なシーンは生まれず。前半はスコアレスで折り返した。

 迎えた後半も一進一退の展開となるが、ともに決め手を欠いて0-0のまま終盤へ。そしてクーリングブレイクを終えた直後の後半25分、富山一は細かいパス交換から小森がペナルティエリア内に侵入して決定的な左足のシュート。しかし、これを桐光学園GKの北村公平(2年)がファインセーブで阻止する。

 一方の桐光学園は後半アディショナルタイム、右サイドをえぐった神田洸樹(3年)からのクロスに西川が飛び込み、ヘディングシュートを放つ。だが、惜しくもシュートはゴール左に外れ、得点には至らない。

 そして、後半アディショナルタイムのラストワンプレー。桐光学園は西川潤を経由してボールをつなぐと最後は神田が右足で叩き込み、ネットを揺らす。直後に、試合終了の笛が吹かれ、桐光学園が1対0で勝利を収めた。桐光学園が前回準優勝の悔しさを晴らし、初優勝を飾った。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事