「圧巻の出来だ!」「やっぱりクボは欠かせない」フェネルバフチェ戦の久保建英をスペイン紙が激賞!

2019年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーはもっと出場時間を与えるべき」とあらためて主張

ゲーム終盤のマドリー攻撃陣をモドリッチとともに牽引した久保。随所でキラリと光るプレーを披露した。(C)Getty Images

 またしても初スタメン、そしてゴールは次戦以降に持ち越しとなった。
 
 現地7月31日にドイツ・ミュンヘンで行なわれたアウディ・カップ3位決定戦、レアル・マドリー対フェネルバフチェ戦は8ゴールが飛び交うド派手な撃ち合いとなり、マドリーが5-3でこれをモノにした。プレシーズンマッチ5戦目にしてようやく初勝利を挙げ、ジネディーヌ・ジダン監督を安堵させている。
 
 指揮官は前日の準決勝、トッテナム・ホットスパー戦に続いて主力メンバーを軸にスタメンを構成。移籍後初スタメンが期待された久保建英は残念ながらベンチスタートとなり、73分にようやくピッチに登場した。トップ下に近い位置に配置されるとオープンな試合展開にすぐさま入り込み、敵陣バイタルエリアで躍動。87分には決定的な右足ショットを放つも、相手GKに阻止されてしまった。
 
 短い時間ながらもふたたび存在を示した日本代表FWに対して、スペイン全国紙『AS』は「やっぱりクボは欠かせない」と評し、フェネルバフチェ戦で3人のDFを引き付けてルカ・モドリッチに決定的なパスを通したシーンを動画付きでピックアップ。「わずか17分間のプレータイムしか許されなかったクボだが、ゲーム終盤は圧巻の出来を披露した。これだけのプレーを残している選手に対して、マドリーはもっと出場時間を与えるべきだろう」と主張した。

 
 さらに同紙は選手個々の評価を論じるコーナーでも、「チーム5点目のシーンでは、クボの動き(ダイアゴナルに走ってスペースを創出)が際立った。だが不運にも彼は、この日もゴールやアシストを記録できなかった」と記している。
 
 アウディ・カップ2連戦で合計27分間プレーした日本の至宝。サイドでも前線でも積極性を前面に押し出し、十二分に機能することを証明した。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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