北川航也がオーストリア名門ラピド・ウィーンへ! チームディレクターも『長い間見守ってきた』とベタ褒め

2019年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「皆さんと過ごした1日1日が自分にとっての宝物」決意を胸に渡欧を報告!

南野、奥川の待つオーストリアへ移籍する北川航也。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 7月31日、清水エスパルスの公式HPでFW北川航也が、オーストリアの名門ラピド・ウィーンへ完全移籍することが発表された。
 
 Jrユース時から清水一筋で、ユース出身者では市川大祐以来となるA代表キャップを持つ北川は、渡欧前のファン・サポーターの激励会でこうコメントした。
以下清水公式HPより引用。
 
「このような機会を設けてくださったクラブと、これだけのファン・サポーターの方が集まってくれたことに感謝したいです。自分は中学1年生から、このクラブで、お世話になって約11年になりますが、いつだってこの皆さんがいたから苦しいことだったり、悔しいことを乗り越えてここまで来れたと思います。

 皆さんと過ごした1日1日が自分にとっての宝物だし、財産だし、自分にとって必要なものだったと感じています。自分はこれでチームを離れることになりますが、清水エスパルスが今よりももっと大きくなることを祈っていますし、また向こうでも1人のファン・サポーターとして応援をしていますので、これからも清水エスパルスの応援をよろしくお願いします。
 
 自分はヨーロッパへ行きますが、そこでまた皆さんに良い報告ができるように、良いニュースが届けられるように頑張って来ます。また、いつ帰って来るかは分からないですけど、一回りも二回りも大きくなって、またアイスタのピッチで皆さんと会えるように自分も頑張って来ます。応援、よろしくお願いします。」

 一方、現地ラピド・ウィーンの公式HPでも北川が紹介されている。以下は、チームディレクターのゾラン・バリシッチのコメントだ。

「(北川は)我々が長い間見守ってきた、非常に興味深い選手だ。コーチングスタッフとともに、熱心に交渉した末に今回の契約が成立し、メディカルチェックをパスしたことをとてもうれしく思う。彼の人間として立派な姿勢と、プレーのダイナリズム、プレー能力とスピードは魅力的であり、彼が清水エスパルスで証明していたオフェンスポジションのあらゆる場所をこなせること、両足でプレーできることもチームにとって心強いと考えている」
 
 そして、海外初挑戦となる北川は、以下のようなコメントを発表している。

「ラピド・ウィーンで初めてプレーする日本人選手であることを非常に誇りに思います。ヨーロッパでプレーすることは自分の夢だったし、SNSなどを通じて、世界的に有名で歴史あるウィーンという町に滞在できることは喜びです。ここに来て時間は間もないですが、素晴らしい場所であることと、素晴らしいファンの雰囲気を感じました。僕自身は緑と白の色をつけてプレーするのは初めてです」
 
 北川は、2023年6月までの4年契約。背番号は32に決まった。今後の活躍が楽しみだが、『EUでの労働パスを獲得するために少し時間がかかる可能性がある』と公式HPでは紹介されている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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