「10分で十分わかった」「異彩を放つ」久保建英がトッテナム戦出場全選手の“ファン評価”で堂々2位に選出!

2019年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

若手に人気が集中。かたや最下位の評価は…

トッテナム戦終盤、マドリーのなかで誰よりも得点の匂いを漂わせていたのが、この久保(中央)だ。(C)Getty Images

 現地時間7月30日にドイツ・ミュンヘンで行なわれたアウディ・カップ準決勝、レアル・マドリー対トッテナム・ホットスパー戦。ベストメンバーで先発を構成した前者は、22分に守備陣のミスから先制を許すと、何度かあったチャンスでゴールを決め切れず、0-1の敗北を喫した。
 
 これでマドリーは、プレシーズンのテストマッチで4戦勝ちなし(1分け3敗)。強化計画がうまく運ばず、ガレス・ベイルとハメス・ロドリゲスの去就が二転三転、さらには怪我人が続出するなどピッチ内外でさまざまな問題を抱えている。周囲から厳しい目を向けられるなか、スペイン全国紙『MARCA』が、ファンによる評価アンケートを実施した。トッテナム戦に出場した全選手(21名)&監督を対象に、「良い」と「悪い」のボタンを用意し、ウェブ上で投票。リアルタイムのランキングを掲載している。
 
 試合終了から2時間が経過した時点で、トップ評価を得ているのはGKケイラー・ナバスだ。再三に渡るスーパーセーブで大量失点を回避。9500票の「良い」が付けられ、同紙は「2試合連続の7失点を免れたのはナバスのおかげ」と、北米ツアーで宿敵アトレティコ・マドリーに3-7の惨敗を喫したゲームを引き合いに出し、好守を称えた。

 
 そして、2番手の評価を得たのが、日本代表FW久保建英である。80分に投入された18歳は、貪欲にゴールを目ざして溌溂としたプレーを披露。ファン投票で6600票の「良い」を獲得した。同紙は「途中出場組でもっとも異彩を放ったのは、2本の危険なシュートを放ったハポネス(日本人)だ。存在を示すのに、10分間は十分な時間だった」と評している。
 
 3位のロドリゴ・ゴエス(5400票)、4位のフェデリコ・バルベルデ(3900票)、5位のヴィニシウス・ジュニオール(3400票)と、ここまでは20歳前後のヤングスターに人気が集中。かたやスタメンのマルセロやエデン・アザール、トニ・クロースらには手厳しい評価が下されている。
 
 最下位に甘んじているのはほかでもない、ジネディーヌ・ジダン監督。『MARCA』紙は「試合を重ねるごとに(内容が)悪くなっている。とくに攻撃の道筋は見えないままだ」と断じた。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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