「クボの帰還でアベの存在感は薄まった」久保建英と安部裕葵のライバル関係をスペイン全国紙が特集!

2019年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ふたりはエリート街道を歩んでいる」

ともにスペインの超名門クラブの一員となった久保(左)と安部(右)。先にトップデビューを飾るのは? 写真:Getty Images、金子拓弥

 この夏、日本サッカーの将来を担うふたりの若武者が、時同じくしてスペインのメガクラブと契約した。

 FC東京からレアル・マドリーへ引き抜かれた18歳の久保建英と、鹿島アントラーズからバルセロナに移籍した20歳の安部裕葵だ。

 ともに、まずはスペインの実質3部リーグに属しているBチームでのプレーとなるが、その注目度はスペイン国内でも高まっているようだ。

 マドリードに拠点を置く全国紙『AS』が、「クボとアベはライバルクラブにいる」という見出しで、ふたりを特集している。

 記事は、「レアル・マドリーとバルセロナとサインした日本人だ。クボはマドリーでデビューを飾ったが、アベはまだブラウグラナ(青とエンジ)のユニホームを着ていない。ふたりには共通点がある。21歳を前にエリート街道を歩んでいるということだ」と紹介し、次のように続けている。

「ふたりの当面のミッションは、Bチームを牽引する存在になることだが、もちろん目標は一刻も早くトップチームに貢献することだ」
 
 さらに、両選手の日本での対戦についても触れている。

「両プレーヤーがライバルクラブでプレーするのは初めてではない。日本でプレーしていた時からお互いを知っていた。2つの"真珠"の直接対決は2019年4月の中旬(J1リーグ第7節)に行なわれ、首位のFC東京が3位の鹿島に3-1で勝利した。クボは輝きを放ったが、アベは25分しかプレーしなかった」

 最後に記事はこう綴っている。

「クボは10歳の時からバルセロナの下部組織で研鑽を積み、ヨーロッパのサッカーのなかで成長してきた。そして、日本でプロ選手となった。クボの帰還以来、"日本の至宝"として扱われるようになり、アベのメディアにおける存在感は薄まった」

 1年後に控えた東京オリンピックでの活躍も期待されている久保と安部。どちらが先に公式戦でトップデビューを飾るのか。ふたりの若きサムライから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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