神戸が横浜GK飯倉大樹を完全移籍で獲得する一方、韓国代表守護神キム・スンギュの古巣への“復帰”を発表!

2019年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

飯倉は小学4年から在籍した横浜を初めて完全移籍で去る形に

神戸への移籍が決まった飯倉と蔚山現代への移籍が決まったキム・スンギュ。写真:滝川敏之

 J1の横浜F・マリノスは7月26日、GK飯倉大樹がヴィッセル神戸へ完全移籍することを発表した。一方、神戸は飯倉の加入とともに、GKキム・スンギュがクラブを退団し、韓国の蔚山現代へ完全移籍で加入することを発表している。

 現在33歳の飯倉は、小学4年時に下部組織のスクールに加入。05年にトップチームに昇格すると、06年に当時JFLのロッソ熊本に1年間期限付き移籍したほかは、横浜でのプレーを継続してきた。

 今回の移籍に際して、飯倉は横浜公式サイトを通じて、「このたび、ヴィッセル神戸へ完全移籍することになりました。横浜F・マリノスのことが大好きで、移籍をするか本当に悩みました。F・マリノスを離れることが寂しくて、今は子供がダダをこねているような気持ちです。小学校4年生でマリノスのスクールに入り、5年生からプライマリーで育ち、33歳までF・マリノスと共に歩んでこられたことを誇りに思います。このコメントだけでは自分の想いすべてを伝えることは出来ないけれど、F・マリノスで関わったすべてのカテゴリーのチームメイト・スタッフの皆さん、僕を支えてくれた家族、そしてファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。またみんなの前でプレーできるのを楽しみにしています。 」とコメントを残している。
 
 一方、28歳のキム・スンギュは現役の韓国代表GK。2016年に蔚山現代から完全移籍で加入し、3年半にわたり神戸のゴールを守ってきた。今回の移籍は、古巣への"復帰"という形となる。

 キム・スンギュは神戸の公式サイトを通じて、次のコメントを発表している。
「この度、蔚山現代に移籍することになりました。このような形で、シーズン中にチームを去ることになり大変申し訳ないです。何よりもファン、サポーターの皆さんの前できちんと挨拶を出来ないままチームを去ることについて、大変心が重たいです。このように字で挨拶することしかできなかったことに対して理解していただければ幸いです。3年半の間、皆さんの応援のおかげで力を出せましたし、良いパフォーマンスを出せました。
 その応援に、成績で応えたかったですが、共に目標としたタイトルを獲得することができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。いまだにチームを離れるという事に対して実感が湧きませんが、韓国に帰って、僕も新しい挑戦のために一生懸命戦います。僕は韓国に帰っても、これからも神戸が目標に掲げたものを達成するために戦うファン、サポーターの皆さん、選手、スタッフを心から応援し続けます。
 最後に改めて、3年半の間、僕を応援してくださってありがとうございました!絶対に忘れませんし、良い思い出として記憶に刻みます。ありがとうございました!」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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