「理想的なコンディションではない。けど…」横浜戦に向けてマンCのグアルディオラが漏らした“本音”とは?

2019年07月26日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

殺人的な強行日程に不満を漏らすも…

グアルディオラは少しばかり疲弊した表情で記者会見に臨んだ。 写真:滝川敏之

 7月26日、日産スタジアムでマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、土曜日に開催される横浜F・マリノス戦に向けた記者会見に臨んだ。

 来日するのは、バルセロナの指揮官としてクラブワールドカップに出場した8年ぶりだというグアルディオラは、久しぶりの日本に「またここで試合をできることを嬉しく思う」と語り、横浜戦への意気込みを口にした。

「リバプールとの対戦(コミュニティーシールド)が10日後に迫っているなかでの試合になる。横浜F・マリノスの試合を何試合かチェックしたが、とても攻撃的かつ後方からしっかりと組み立ててくる組織力のあるチームだと思っている。そういった我々と似たような考え方を持ったチームで、お互いに攻撃的な試合を展開できればと思っている」

 今月23日に行なわれた会見では、「クレイジーなスケジュールで、選手たちを殺す気だ」とプレシーズンツアーの強行的な日程に苦言を呈していたグアルディオラは、「正直いって疲れているよ」と"本音"も漏らしたが、「やるしかない」とも続けた。

「中国などを回って、試合以外にも広告的な仕事もやってきたから理想的なコンディションではないと言えるよ。でも、そのなかでやっていくしかないし、必ずしも悪いことばかりではない。こういったコンディションのなかでプレーすることは、メンタルを試すのに非常に良い機会だと思っている」
 

 スケジュールへの不満を漏らした名将だが、「対戦相手の分析はしている。楽しみでしかない」とも語り、記者から「シティと似たタイプの横浜にどのような違いを見せる?」という質問には、「明日を見てくれて。チケットは持っているか?(笑)」とジョークを挟んで、場を和ませた。

 果たして、グアルディオラ率いるシティは、いかなるパフォーマンスでファンを楽しませてくれるのか。興味深い90分間になることは必至だ。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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