J2福岡に衝撃! いったんは加入を発表した元鹿島のペドロ・ジュニオールと正式契約できず…

2019年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

手続きの過程で登録上の問題が発生

今季はACLでブリーラム・ユナイテッドの一員として来日し、浦和とも対戦していたP・ジュニオール。福岡にとっては痛恨の事態となった。写真:徳原隆元

 J2のアビスパ福岡は7月24日、同16日に移籍加入を発表していた元鹿島のペドロ・ジュニオールとの仮契約を解除することを発表した。

 32歳のペドロ・ジュニオールは2007年に大宮アルディージャに加入して来日。以降、アルビレックス新潟、ガンバ大阪で活躍し、その後はブラジル、韓国のクラブを挟みつつ、ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズでも安定した活躍を見せた。今季はタイのブリーラム・ユナイテッドに在籍し、ACLでは浦和レッズとも対戦していた。

 今回の事態について、福岡は「7月16日に、移籍加入を発表しましたペドロ ジュニオール選手ですが、ルールに基づき正式契約に向け登録作業を進めて参りました。しかしながら、手続きの過程で同選手の登録上の問題が発生したため、仮契約を解除することにしました」としている。
 
 クラブを通じて、当事者であるペドロ・ジュニオールは「登録上の関係で、2019シーズン日本でプレーできないこととなりました。アビスパ福岡のサポーターの皆様にお会いすることができず残念ですが近い将来お会いできれば嬉しいです。またアビスパ福岡関係者の方々に対しては自分のことを思い出していただき本当に感謝しています。また会いましょう、アビスパ福岡。」とコメントを発表。

 一方、クラブの鈴木健仁強化部長は「この度は、登録上の問題でペドロジュニオール選手との契約を解除することになりました。ペドロ ジュニオール選手の活躍を期待されていた皆さまには、大変残念なお知らせとなり誠に申し訳ございません。チームは、現在厳しい状況が続いておりますが、引き続き戦力補強は行って参ります。現状を打開できる体制を整えるよう、最善を尽くしてまいりたいと思っておりますので、引き続き変わらぬご支援、ご声援をお願い致します。」とファン・サポーターへ謝罪するとともに、リーグ22チーム中21位と下位に低迷する現状を打破すべく、さらなる補強へ邁進する決意を明かした。
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