「熱さは凄いぞと…」冨安健洋がボローニャ入団会見で移籍の決め手と元インテル長友からのアドバイスを告白!

2019年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

イタリア語で挨拶をするシーンも

すでにチームの練習試合でもプレーしている冨安があらためてボローニャの入団会見に臨んだ。 (C) Alberto LIGRIA

 現地時間7月23日、ベルギーのシント=トロイデンから、イタリア・セリエAのボローニャに移籍した日本代表DF冨安健洋が、現地で入団会見に臨んだ。

 今月16日からチームに合流していた冨安は、笑顔で会見場に登場すると、覚えたてのイタリア語で「こんにちは! ここに来られて嬉しく思います。何年もボローニャのユニホームを着たいと思っています。トミと呼んでください」と挨拶。そして、セリエAを代表する古豪に加わった理由を明かした。

「ボローニャからの熱意っていうのを強く感じたことが大きな決め手です。それから細かい守備の戦術を学びたいという気持ちもあって僕はこのチームを選んだ。まずはピッチに立つことを目標にプレーしたい」

 昨シーズンの公式戦40試合に出場し、チームの主力として活躍した冨安は、日本代表にも選出され、去る6月にブラジルで開催されたコパ・アメリカ(南米選手権)では、CBとして3試合すべてにフル出場して声価を高めた。

 そんな成長著しい20歳のDFは、"守備の国"と評されるイタリアのイメージについて、「まずは守りの戦術が細かくて、それに応じてFWのレベルも高い」と回答。さらにそのなかで自身がどう成長していきたいかを口にした。

「キャンプに帯同してコーチからも細かい指示を受けていますが、ポジショニングや身体の向きといった守りの戦術的なところを学びたいと思ってます。チームを後ろからまとめられるリーダーシップを持って、安心させられるような存在感のある選手になりたい」

 また、移籍に際して、同じ日本代表DFで、かつてインテルでプレーした長友佑都からは、次のような言葉を貰っていたことを明かした。

「プレッシャーだったり、サポーターの熱さは凄いよと聞いてました。実際、僕も街を歩いていて、『頑張れよ』や『期待しているぞ』って言ってくれるサポーターの方に会った。そういった街全体の期待に応えられるようにしたい」

 終始、落ち着いた様子で受け答えをし、「自分を改善させていくための準備はできている」と意気込んだ弱冠20歳の若武者は、いかにイタリアで揉まれ、逞しさを増していくのか――。そのパフォーマンスに注目だ。
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