川崎がチェルシーを破る番狂わせ!L・ダミアンが値千金のヘッド弾! 

2019年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

三度目の正直で…

後半はともにチャンスを作り出した川崎とチェルシー。前者に軍配が上がった。(C)SOCCER DIGEST

 7月19日、日産スタジアムで「Jリーグ ワールドチャレンジ2019」が開催され、プレミアリーグの強豪チェルシーとJ1王者の川崎フロンターレが対戦した。
 
 クラブのレジェンドでもあるランパード新監督が指揮を執るチェルシーは、コンディション不良でMFカンテがベンチ外となり、直前に腹痛が発生したGKケパや新戦力プリシッチらが先発から外れた。
 
 両チーム慎重な立ち上がりを見せるなか、最初に決定機を作り出したのはチェルシーだ。16分、バイタルエリアでボールを受けたCFバチュアイがマウントとのパス交換で抜け出し、左足でシュートを放つも、ゴール右に外れる。
 
 28分には、ケネディのパスカットからペドロが右足で狙うも、枠を捉えられない。この時間帯から徐々にチェルシーが押し込む展開となり、38分にもバチュアイのポストプレーから新鋭マウントがエリア内で強烈な一撃を見舞うも、DFにブロックされる。
 
 開始10分の家長昭博のファーストシュート以降、なかなかチャンスを作り出せなかった川崎は、前半終了間際にカウンターから再び家長が際どいシュートを放つも、GKカバジェロに防がれゴールを奪えない。スコアレスで前半を終える。
 
 ハーフタイムに両軍5人ずつを交代して臨んだ後半、チェルシーが最初にチャンスを作り出す。48分にバークリーのパスを受けたマウントがエリア内に持ち込み、右足で狙ったシュートは惜しくも外れる。
 
 このあたりから川崎が徐々にペースを握り、54分には、知念慶の好クロスにL・ダミアンがヘッドで合わせ決定機を作り出したが、決めきれない。
 
 チェルシーは69分、巧みなパスワークを披露し、最後はコバチッチのパスを受けたケネディがGK新井章太と1対1になるも、シュートをブロックされてしまう。74分にも、途中出場のジルーが強烈なFKで狙うも、これも新井の好セーブに防がれる。

 85分に川崎にビッグチャンス。右サイドからのクロスに合わせたL・ダミアンのヘッドはバーに阻まれるも、その1分後だった。

 入ったばかリ中村憲剛の折り返しを、L・ダミアンが「三度目の正直」でヘッドでねじ込み、ついに均衡を破る。これが値千金の決勝ゴールとなり、川崎が格上のチェルシーを相手に番狂わせを演じた。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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