10年ぶりのJ1復帰も視野!好調の2位・京都を牽引する仙頭と小屋松が明かす京都橘高時代の秘話

2019年07月13日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

7月13日は首位・山形との大一番!

今季ここまで18試合・6得点の仙頭(左)と21試合・4得点の小屋松。写真:川本学

 J2リーグの折り返し地点である21節を終了した時点で、自動昇格圏内の2クラブはモンテディオ山形と京都サンガF.C.。7月13日(土)にはその首位・山形と2位・京都の直接対決が行なわれる。
 
 山形の勝点40・得失点差11に対して、京都は勝点37の得失点差10。この一戦で京都が勝利すれば、3位の柏の得失点差にもよるが、首位に浮上する可能性が高い。まさに天王山となる一戦だ。
 
 今季の京都の特徴は、なんといってもボールポゼッションで上回ること。そして右ウイングの仙頭啓矢と左ウイングの小屋松知哉らの個の能力で敵陣を切り崩していく。そんな両ウイングは高校時代に京都橘でも一緒にプレーしている。仙頭が先輩で、小屋松がひとつ後輩にあたる。

 そんなふたりに高校時代の話を聞いてみた。

――お互いの第一印象は?
仙頭:初めて会ったのは僕が高校2年生で、(小屋松)知哉が1年生の時です。凄い選手がサッカー部に入部すると噂になっていて、実際に見た時もスピードがあって上手いし、メンタルも強そうだなと感じました。
小屋松:恥ずかしいですけど、嬉しいです。(仙頭)啓矢君はテクニックが抜群で、2年生で唯一、3年生と一緒に試合に出ていました。
 
――ピッチ外でのキャラクターは?
小屋松:啓矢君は高校時代こそ普通でしたけど、大学生になって、韓流にハマったんです。韓国のアイドルみたいな服をよく着ていました。
仙頭:それ、いつも言うやん(笑)。
小屋松 かなりビックリしました。
仙頭:服が好きで、東京に行ってかなり影響を受けました。奇抜な服を着ていたら、知哉が驚くんですよ。
小屋松:高校の時はあまり私服を見る機会がありませんでした。韓流がかなりブームの時期ではあったんですが、僕には真似できないです。
仙頭:知哉は「自分」というのを持っているタイプなので、高校の時もひとりでイヤホンつけて、かっこつけていました(笑)。
小屋松:あまり群れるのは好きじゃなくて……。

 ちなみに2012年度の冬の選手権ではともに5ゴールを挙げ、得点王に輝いたふたり。高校時代からお互いを知り尽くす両ウイングは首位・山形との一戦でどんな活躍を見せてくれるだろうか。ふたりのアベック弾で京都を勝利へ――。そんなゲームを見せてほしい。
 
取材・構成●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
※本記事は、サッカーダイジェスト7月25日号(7月11日発売)掲載の記事から一部抜粋・加筆修正したもの。
 
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