「中田英寿から15年後に」「若さに似合わず…」冨安健洋をボローニャ公式が紹介!

2019年07月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

中田はレンタルで半年だけ在籍した

ボローニャにとって冨安(右)は中田(左)以来、15年ぶりの日本人プレーヤーだ。写真:Alberto LINGRIA,Getty Images

 冨安健洋は現地時間7月9日、以前から囁かれていたシント=トロイデンからボローニャへの移籍が正式決定した。現地メディアは移籍金が800万ユーロ(約10億円)だと伝えている。

 ボローニャの公式サイトはさっそく20歳の日本代表DFを紹介。こう綴っている。

「彼はボローニャ史上2番目の日本人選手であり、中田英寿から15年後にクラブに加入しました」

 元日本代表MFの中田は、ペルージャ、ローマ、パルマを経て2004年1月にボローニャにレンタル移籍。半年の在籍だったが17試合出場で2ゴール・1アシストの成績を残していた。同年7月には保有元のパルマからフィオレンティーナに完全移籍しており、冨安の加入はちょうどその15年後ということになる。
 
 ボローニャ公式はまた、「彼はベルギーのトップディビジョンで優秀なシーズンを過ごし、日本代表でもアジアカップとコパ・アメリカで守備陣の中心を担った」と経歴を紹介。また、プレーの特長についてはこう分析している。

「両足の技術、素早い反応、素晴らしいアンティシペーション(後方からのパスカット)、空中戦の強さ、そしてフットボールの知性を備える。ボール捌きも上手く、昨シーズンのベルギーリーグで8位のパス成功と、DFとしては素晴らしい記録を残した。その個性は若さに似合わず傑出している」

 ボローニャが冨安のことを細かくスカティングし、獲得に動いたことが伺えるだろう。自身初のセリエAでどんなパフォーマンスを見せるか。要注目だ。

構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事