トレイラは断念…ミランがアルジェリア代表MFに司令塔を託す!

2019年07月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

トレイラはアーセナルの徹底抗戦で…。

ミラン移籍が内定したベナセル。(C)Getty Images

 新生ミランの司令塔はアルジェリア代表MFになりそうだ。

『スカイ・イタリア』の移籍専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオによれば、現地時間7月4日、ミランはイスマエル・ベナセルの獲得でエンポリと基本合意。移籍金は1600万ユーロ+ボーナス(100~200万ユーロ)になるという。

 本人とは5年契約を結ぶ見込みで、参戦中のアフリカ・ネーションズカップが終わり次第、正式にサインする予定だ。

 フランス生まれでアルル=アヴィニョンとアーセナルの下部組織で育ったベナセルは現在21歳。17年夏に加入したエンポリで頭角を現わし、18-19シーズンはエンポリこそセリエBに降格したがベナセルは司令塔として活躍して名を揚げる。左足のテクニック、視野の広さ、パスのタイミングの感覚を兼備したレジスタだ。
 
 新シーズンに向けてジェンナーロ・ガットゥーゾからマルコ・ジャンパオロに監督交代したミランは当初、4-3-1-2システムのアンカーに新指揮官のサンプドリア時代の教え子であるウルグアイ代表のルーカス・トレイラを狙っていた。しかし、アーセナルに放出の意思がなく断念。メインターゲットをベナセルへと方向転換し、ナポリ、フィオレンティーナ、ジェノア、リヨンなどとの争奪戦を制した格好だ。

 中盤では同じくエンポリのラデ・クリニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)の獲得も内定させているミランだが、今夏はティエムエ・バカヨコ(チェルシーにレンタルバック)、アンドレア・ベルトラッチ、リッカルド・モントリーボ、ホセ・マウリとMF陣を大量放出。さらにフランク・ケシエやルーカス・ビグリア、ハカン・チャルハノールも換金対象になっているため、さらにデニス・プラート(サンプドリア)、ジョルダン・ヴェルトゥ(フィオレンティーナ)、ジェジソン・フェルナンデス(ベンフィカ)などを新戦力として狙っている。

 ジャンパオロ・ミランでは中盤が文字通り様変わりしそうだ。

構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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