フェリックス獲得のアトレティコ、シメオネ政権下での補強総額が992億円超え! 7年半で莫大な赤字も…

2019年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

19歳の俊英に1億2720万ユーロ(約159億円)を投じたアトレティコ

新たに一員となったフェリックス(左上)をはじめ、アトレティコはD・コスタ(左下)、グリエーズマン(右下)、M・ジョレンテ(右上)といった名手たちを引き抜いてきた。 (C) Getty Images

 現地時間7月3日、アトレティコ・マドリーはベンフィカからジョアン・フェリックスを獲得したことを発表した。

 スペイン紙『Marca』によると、19歳のポルトガル代表を手に入れるために、アトレティコは、ボーナスなどを含めた総額で1億2720万ユーロ(約159億円)という超巨額な移籍金を投じている。もちろんクラブレコードとなる値だ。

 サッカー史にも残る記録的なディールの成立を受け、『Marca』は、アトレティコの歴代補強額ベスト10を紹介している。

1位: ジョアン・フェリックス(1億2720万ユーロ=約159億円)
2位: トマ・ルマール(7000万ユーロ=約87億5000万円)
3位: ジエゴ・コスタ(5500万ユーロ=約68億7500万円)
4位: マルコス・ジョレンテ(4000万ユーロ=約50億円)
5位: ジャクソン・マルティネス(3710万ユーロ=約46億3750万円)
6位: ビトーロ(3600万ユーロ=約45億円)
7位: アントワーヌ・グリエーズマン(3000万ユーロ=約37億5000万円)
7位: ケビン・ガメイロ(3000万ユーロ=約37億5000万円)
9位: ニコラス・ガイタン(2500万ユーロ=約31億2500万円)
10位: ヤニック・カラスコ(2470万ユーロ=約30億8750万円)

 さらに同紙は過去の売却額ベスト10も紹介。以下の顔触れとなった。

1位: リュカ・エルナンデス(8000万ユーロ=約100億円)
2位: ロドリ(7000万ユーロ=約87億5000万円)
3位: ラダメル・ファルカオ(4300万ユーロ=約53億7500万円)
4位: ジャクソン・マルティネス(4200万ユーロ=約52億5000万円)
5位: ジエゴ・コスタ(3800万ユーロ=約47億5000万円)
6位: アルダ・トゥラン(3400万ユーロ=約42億5000万円)
7位: ヤニック・カラスコ(3000万ユーロ=約37億5000万円)
8位: ジェルソン・マルティンス(2500万ユーロ=約31億2500万円)
9位: テオ・エルナンデス(2400万ユーロ=約30億円)
10位: ラウール・ヒメネス(2200万ユーロ=約27億5000万円)

『Marca』によると、ディエゴ・シメオネ監督が就任してからの約7年半で、アトレティコが補強に投じたのは、総額7億9410万ユーロ(約992億6250万円)だ。一方、売却総額は7億1285万ユーロ(約891億625万円)。つまり8000万ユーロ(約100億円)強の赤字となっている。

 ただ、これらの金額にグリエーズマンやアルバロ・モラタの取引は含まれていない。すでに退団を表明し、今夏の移籍市場でバルセロナ移籍が有力視されているグリエーズマンは、契約解除金が1億2000万ユーロ(約150億円)となることが見込まれており、アトレティコがチェルシーからモラタを買い取る場合は5500万ユーロ(約68億7500万円)の支出となる。

 正式にマーケットが開いてわずか数日にもかかわらず、補強額も売却額もクラブレコードを記録しているアトレティコ。市場が締まるまでの約2か月で、ほかにどんな動きを見せるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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