「もう一度いっしょにプレーしたい」
黒のスーツ姿で引退会見に臨んだトーレス。時折笑顔を見せながら質問に答えていた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
6月23日、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスが、都内で会見に臨んだ。元スペイン代表FWは2日前、自身のSNSに「18年に及ぶ刺激的な時間を経て、僕のキャリアを終わらせる時が来た」と投稿し、現役引退を表明していた。
「コンディションの問題もあり、自分が求めているレベルに到達していない。自分の思うようなプレーができないなら、このタイミングで引退をするほうがいいと考えた」
引退を決断した理由についてそう語ったF・トーレスは、8月23日のヴィッセル神戸戦をラストマッチに設定し、あと2か月は「鳥栖のために全力でプレーを続ける」と明言。そして、引退後はクラブのアドバイザーに就任することも明かしている。
「コンディションの問題もあり、自分が求めているレベルに到達していない。自分の思うようなプレーができないなら、このタイミングで引退をするほうがいいと考えた」
引退を決断した理由についてそう語ったF・トーレスは、8月23日のヴィッセル神戸戦をラストマッチに設定し、あと2か月は「鳥栖のために全力でプレーを続ける」と明言。そして、引退後はクラブのアドバイザーに就任することも明かしている。
また、会見の中で、「最も印象に残っているチームメイトは?」という質問を受けると、"エル・ニーニョ"は迷うことなく次のように答えた。
「スティーブン・ジェラードだね。彼は選手として自分を成長させてくれた。ピッチの外でも素晴らしい人で、いろいろと影響を受けた。もう一度いっしょにプレーしてみたいよ」
元イングランド代表MFのジェラードとは、F・トーレスがリバプールに移籍した07年夏から3年半に渡って、同じ釜の飯を食った。とりわけ、F・トーレスがワントップ、ジェラードがトップ下に入ったときのコンビは秀逸で、8番の鋭いスルーパスを受けた9番が豪快にネットを揺らすシーンは、アンフィールド(リバプールのホームスタジアム)のファンを何度となく熱狂させた。
4歳年上の兄貴分は、一足先にユニホームを脱いで指導者の道に進み、現在はスコットランドの名門グラスゴー・レンジャースで監督を務めている。「指導者を目指すかどうかはわからない」と語ったF・トーレスは、これからどのようなセカンドキャリアを築いていくのか――。注目が集まる。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
「スティーブン・ジェラードだね。彼は選手として自分を成長させてくれた。ピッチの外でも素晴らしい人で、いろいろと影響を受けた。もう一度いっしょにプレーしてみたいよ」
元イングランド代表MFのジェラードとは、F・トーレスがリバプールに移籍した07年夏から3年半に渡って、同じ釜の飯を食った。とりわけ、F・トーレスがワントップ、ジェラードがトップ下に入ったときのコンビは秀逸で、8番の鋭いスルーパスを受けた9番が豪快にネットを揺らすシーンは、アンフィールド(リバプールのホームスタジアム)のファンを何度となく熱狂させた。
4歳年上の兄貴分は、一足先にユニホームを脱いで指導者の道に進み、現在はスコットランドの名門グラスゴー・レンジャースで監督を務めている。「指導者を目指すかどうかはわからない」と語ったF・トーレスは、これからどのようなセカンドキャリアを築いていくのか――。注目が集まる。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)