「ウルグアイは立ち往生」「日本は勇敢だった」海外メディアが称えた森保ジャパンのプレーとは?

2019年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

スコアラー三好、そして「勇敢なGK」と川島を讃える

試合終盤に幾度もチャンスを迎えつつも決め切れなかった両エース。スアレス(右)は、精度の高いシュートを決め切れなかった。 (C) REUTERS/AFLO

 ブラジルで行なわれているコパ・アメリカのグループリーグ第2戦、日本対ウルグアイ戦は2-2のドローで終わった。

 対峙した相手は、ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニという強力な2トップを擁する、南米の強豪である。だからこそ、このドローは海外でも驚かれる結果となったようだ。

 自国リーグのエールディビジで、18-19シーズンは4人の日本人がプレーしていたオランダの全国紙『Algemeen Dagblad』はこの一戦に注目。そして、ウルグアイの苦戦ぶり、日本の想像以上の健闘を「日本との引き分けで、ウルグアイは立ち往生」と報じた。

「ウルグアイは南米で15ものタイトルを保持している強豪国である。しかし、日本はかみそりのような鋭いカウンターで1点を先制。柴崎岳から三好康児へのボールは素晴らしく、三好はGKを驚かせるシュートを見せた。

 その5分後にスアレスがPKで同点に戻したが、前半を終えた後は両チームの戦いぶりはまさに互角だった。ハーフタイム直後にカバーニは素晴らしいチャンスを得たが、日本の勇敢なGK川島永嗣に防がれた。そして再び三好のゴールで、日本はウルグアイからリードを奪ったのだ!」
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 さらに同紙は「90分を通じて、とてもエキサイティングな試合だった」と評し、「勇敢な日本はウルグアイが見せた勝利への意気込みを跳ね除けることに成功したのだ。ポストにも阻まれたウルグアイは、決勝トーナメント行きを決められずに立ち往生している」と綴っている。

 また、フランスのサッカーメディア『SOFOOT.COM』は「ウルグアイは日本の陰に隠れた」とシビアに評し、日本代表チーム、そしてGK川島を讃えた。

「日本にとってのこのドローは、ほとんど勝利の価値を持つ。先制点を入れたのも日本人だし、ウルグアイの放ったシュートはGKカワシマに防がれた。ウルグアイはハーフタイム後にエンジンをかけたかと思えば、美しい日本のチームプレーに直面しただけではなく、シュートは防がれ、スアレスのヘディングはポストに阻まれ、日本に決勝トーナメント進出の可能性を与えた」

 チリ戦の大敗から立て直した若き日本代表。次のエクアドル戦で再び、南米を驚かせることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【日本代表PHOTO】日本2-2ウルグアイ|南米の強豪を相手に三好が代表初ゴールを含む2得点の活躍!
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